ヤマハから、完全ワイヤレスBluetooth®イヤホンの最上位モデル『TW-E7B』を2022年6月24日より発売するということでご紹介。
厳選した音質パーツの採用をはじめ、楽器・音響機器のリーディングブランドであるヤマハが誇るアコースティック技術とエレクトロニクス技術を融合することにより、アーティストが音楽に込めた想いを表現し、聴く人の感情を動かすヤマハ オーディオならではの音(=TRUE SOUND)と、それを構成する“音色”“ダイナミクス”“サウンドイメージ”の表現を妥協なく追求しました。
さらに「リスニングオプティマイザー」や「リスニングケア(アドバンスド)」といった独自機能や、アイコニックかつ機能的なデザインを採用し、音やデザインに強いこだわりを持つ音楽好きの方に、さまざまなコンテンツに没入することができる深い音体験を提供します。
製品特長
アーティストの想いや表現を余すことなく伝える「TRUE SOUND」
アーティストが音楽に込めた想いをありのままに表現し、聴く人の感情を動かす音、それが「TRUE SOUND」の目指す音体験です。
130年以上に渡る楽器づくりで培われた“アコースティック技術”とライブやレコーディングといったプロオーディオ機器のノウハウが活かされた“エレクトロニクス技術”の融合により、「TRUE SOUND」の核となる“音色”や“ダイナミクス”、“サウンドイメージ”の再現を徹底して追求し、アーティストが表現する唯一無二の音を、『TW-E7B』を通じてお楽しみいただけます。
楽器メーカーならではの卓越したアコースティック技術を活かした筐体設計と優れた装着性
「TRUE SOUND」の中核を担う筐体設計においては、ヤマハならではのアコースティック技術を活かし綿密な内部設計をおこなっています。
応答性に優れた振動版と大型ボイスコイルを使用した大口径10mmドライバーを採用することで、音楽的かつ豊かで余裕のある低域再生と正確な音色の描きわけを実現し、音楽の休符や立ち上がりまで忠実に再現します。
さらに筐体内部は不要な振動や音の干渉が起きにくい構造とし、抜けのよい高域再生と心地のよい空間表現を実現しました。
他にも、筐体のドライバー前面と背面に音響用の空気穴を設け筐体内部の空気を綿密にコントロールすることで、ドライバーユニットの性能を最大限に引き出しています。
また音が漏れる量を減らし、低域成分などを正確に耳に届けるうえで重要な装着性においては、耳の“対珠”から“後耳介溝”と呼ばれる部分にしっかりとフィットするくぼみをハウジング部に設けることで耳への圧力(ストレス)を緩和します。
さらにイヤホンの接地面を色々な円弧形状を持つ楕円形状に設計することで、装着時にイヤホンを回転させてさまざまな耳にフィットさせることが可能です。
イヤピースも5つのサイズを用意しているので、耳の穴の大きさに合わせて付け替えることができます。
これら3つの要素(くぼみ、楕円形状の採用、イヤピース)により、イヤホンの快適な装着感、密閉性を確保し、低音から高音までの幅広い音域を長時間お楽しみにいただけます。
ヤマハ独自技術が可能にする「音・音楽のリアリティー表現」
(リスニングオプティマイザー/アドバンスドANC〈アクティブ・ノイズ・キャンセリング〉)
耳の形は一人ひとり異なり、それに伴って音の聴こえ方も変わってきます。また同じ人の耳であっても内部の音響特性によって左右それぞれで音の聴こえ方が異なり、イヤホンの装着状態などによっても聴こえ方が変わってきます。
「リスニングオプティマイザー」は、ハウジング内部に搭載したインマイクを使って実際に耳の中で鳴っている音の伝達特性を測定し、リファレンスとする伝達特性と比較します。違いがある場合には、リアルタイムにイヤホンの左右それぞれの音を理想的な周波数特性に自動補正することで、常に理想の音で音楽を聴くことが可能です。
さらに、ヤマハ独自のアルゴリズムを採用した「アドバンスドANC」機能は、ノイズ成分だけでなく音楽信号にもキャンセリング処理を掛けてしまう通常のANCとは異なり、インマイクで拾った音を音楽信号とノイズ成分にわけ、ノイズ成分だけにキャンセリング処理を施すことにより音楽信号の劣化を抑え、可能な限り音楽表現を保つ高精度なノイズキャンセリングを実現しました。
電車やバス、飛行機の中でも騒音に邪魔されることなく、音楽の世界に浸ることができます。
いつまでも、いい音で音楽が楽しめる「リスニングケア(アドバンスド)」
音楽をいい音でより永く楽しんでいただくために、ヤマハでは聴覚保護に配慮した音楽リスニングを推奨しています。
その一環として、ヤマハのイヤホンには過剰に音量を上げることなく小さな音量でも音楽を十分に楽しんでいただける独自の機能「リスニングケア」を全てのイヤホンに搭載しています。
『TW-E7B』では、その上位機能である「リスニングケア(アドバンスド)」を搭載しました。通常の「リスニングケア」機能に加え、「コンテンツの音量」や「周りの騒音(フロアノイズ)」の変化をインテリジェントに解析し、音量やリスニングケアのパラメーターを自動的にコントロールすることで常に最適なバランスで音楽を再生します。
さまざまな音量・環境・コンテンツに対してこれらの対策を施すことで、聴覚保護により一層配慮した音楽リスニングを可能にしました。また前述のANCの活用もフロアノイズを低減し過大な音量での音楽聴取の防止に役立ちます。
愛着が持てる高い質感とアイコニックかつ機能的なデザイン
大小2つの正円で構成されたミニマムかつアイコニックなデザインの本体は、装着時に小さな円のエッジを指先で感じることで指標のような役割を果たし、いつもの角度、ベストな装着ポイントをスムーズに導き出すことができる機能性を兼ね備え、ヤマハ独自のエレメンタリズム*に基づきデザインしました。
また本体色については、ひとつのカラーの中に複数の色や素材、仕上げを存在させ、それらを組み合わせることで『TW-E7B』の多彩な音と表現力を感じさせます。
さらに大きな円の部分には飛沫塗装を施し、小さな円にはアルミニウム素材を使用することで高い質感を実現するとともに、“本物の素材でつくる”という楽器メーカー ヤマハならではのこだわりを追求しました。
プロダクトと人が一体になることでお互いを引き立て合い、イヤホンを音楽を聴くための道具としてだけではなく、愛着や憧れを持てる存在となるように仕上げています。
*エレメントとリズミカルを組み合わせたヤマハ独自の造語。一つひとつのエレメント(要素)が独立しながらも、機能・デザイン的にも一つひとつが繋がり、リズミカルに配置することで全体として成立させているデザインの考え方、手法です。
毎日のエンターテインメント体験を支える便利な機能
音切れなどを低減する安定した接続性能
(Qualcomm TrueWireless™ Mirroring/ロールスワップ機能)
Qualcomm®社製のオーディオSoC(System on a Chip)を採用し、左右独立伝送方式TrueWireless™ Mirroring に対応しました。
スマートフォンなどの親機(送信側)に関わらず左右のイヤホンに直接音声データを伝送することができるこの方式は、従来に比べ音切れしにくく、快適なリスニングを叶えます。
さらに左右のバッテリー残量を判断し効率よくバッテリーを消費するロールスワッピング機能にも対応しているので、長時間音楽を楽しむことが可能です。
さまざまなシーンで快適に使える機能
(優れた音声通話性能/アンビエントサウンド/ゲーミングモード)
音声と雑音を分離して通話相手にノイズを伝えないようにするQualcomm社のcVc™(Clear Voice Capture)機能をはじめ、音声の収音用に高性能MEMS*1マイクを搭載しました。
これにより電話やテレビ会議などでも明瞭な音声でコミュニケーションが取れる優れた通話性能を実現しています。
また外の音を取り込みながら音楽と一緒に聴くことができる「アンビエントサウンド」機能も採用しているので、音楽を聴きながらのお出かけや仕事をする時など、周囲の音も気にしておきたい時も便利に使えます。
他にも、スマートフォンやタブレット端末で映像コンテンツへの没入感をより高める「ゲーミングモード」*2(低遅延モード)にも対応し、ゲームや動画の視聴時に気になる映像とのズレを抑えた違和感のない音で楽しむことができます。
*1 Micro Electro Mechanical Systemsの略
*2 使用環境や装着状態により、映像と音声の遅延量は変化します。
優れた使いやすさ&操作性
(装着検出機能/専用アプリ「Headphone Control」)
『TW-E7B』では、どちらか一方のイヤホンを耳から外すと自動で音楽が一時停止し、再び装着すると自動で再生を開始する装着検出機能(インイヤーディテクション)を搭載しました。
シームレスな動作で、ストレスのない快適な音体験を提供します。またスマートフォン専用のアプリ「Headphone Control」を使えば、「リスニングケア(アドバンスド)」のオン/オフやバッテリー残量の確認、イコライザーによる音質調整などの操作が可能です。
イヤホン本体の音響特性に合わせて設計されたイコライザーでは、不要な響きを生じさせずに音質を調整することができ、お好みに応じた音質をお楽しみいただけます。
製品仕様
製品名 | TW-E7B |
型式 | 密閉ダイナミック型 |
ドライバー口径 | 10mm |
再生周波数帯域 | 20Hz~20kHz |
Bluetoothバージョン | 5.2 |
対応コーデック | SBC、AAC、Qualcomm® aptX™ Adaptive |
無線出力 | Class 1 |
登録可能機器数 | 最大6台 |
充電時間(フル充電) | 本体:約2時間 充電ケース:約3時間 |
再生可能時間 | 最大22時間 (本体6時間+充電ケース16時間) |
防水性能 | IPX5 |
カラー | (B)ブラック、 (C)ベージュ、 (AD)ダークブルー、 (W)ホワイト |
価格 | オープン価格 |
付属品 | USB給電ケーブル、充電ケース、イヤピース各1セット(XS/S/M/L/XL) |
小さな音で音楽聴くのにとても良さそう
ヤマハの完全ワイヤレスイヤホンの最上位モデルとなる「TW-E7B」。
ヤマハの様々な技術が投入されていて音質的にも期待出来るモデルではあるけれど、個人的に一番気になっているのが「リスニングケア(アドバンスド)」という小さい音でもしっかり鳴ってくれる機能。
大音量でばかり聴くのは疲れるし、耳にも良くないので、適度な音量で楽しく聴いてられるというのはイヤホンで聴く場合にも大事。その部分を「TW-E7B」は上手くコントロールしてそうで、ぜひ店頭で試してみたい。