先日、発表時に紹介してたトンボ鉛筆のZOOMシリーズがリブランディングに伴い新たに発売された3種7品のうちで、気になってたキャップ式でゲルインク搭載の「ZOOM L1」で黒い外観なフルブラックにブルーブラックインクの入ってるタイプを購入したのでどんな感じかをご紹介。
-
トンボZOOMがリブランディングで3種類の新たなペンが登場「ZOOM C1/L1/L2」
トンボ鉛筆が、1986年から続くデザイン筆記具ブランド「ZOOM/ズーム」に、全面的なリブランディングを実施。“日本発のコンテンポラリーデザインペン”を目指し、日本の技術と感性をベースにした、より自由 ...
続きを見る
黒くて絶妙なスケルトンボディ
軸カラーはフルブラックとなっているが、実際にマットで真っ黒なのはキャップとグリップからペン先にかけてで、軸の部分は黒いもののスケルトンになっていて、光の加減によって中のリフィルが見えたり、マットブラックなメタル素材っぽくも見える絶妙な仕上がり。
軸のマット加工を施した高透明素材DURABIOによって、見た目以上に軽量であるのも軽めなペン好きとしては好都合で、全体で22.5gあるものがキャップを除いて軸だけだと15gとかなり軽くなる。
クリップもマットブラックで固定されているようにも見えるが実は接続部分にバネが入ってて、こういうタイプのキャップ式なクリップとしては可動域も結構あるのも便利。
しっかり持って書ける安定感がイイ
ペン先からグリップ周りはZOOM505とほぼほぼ一緒な形状で、軽く持って書くにもしっかり握って書くにもとても適している。
とはいえ、30g以上ある505の重量からすると全然軽量なのとインクも単に水性ではなくゲルインクなので、L1が圧倒的にスラスラと快適に書ける。
キャップを後端に付けて握ると重量の中心点がちょうど中央に来るように設計されていて、長さも出るので手へのフィット感もとても良い。
書いてみると
インクフローも良く、ボール径0.5mmとしてはやや太めな筆跡になるものの、滲みが出るほどでもなくて非常にスラスラとペンが進む。
インクも黒だけでなくてブルーブラックを最初から搭載しているタイプがラインナップにあるのもイイし、他社のブルーブラックともまた違った青と黒のバランスが絶妙でこれで書きたいって思わせてくれる色具合をしている。
水性ボールペンである505では紙によっては裏写りを気にすることもあったけれど、ゲルインクなL1ではその心配も全く無くてメインなカッコいいペンとして使いたくなる、外観、書き味ともにベストとも言えるペン。
リフィルの形状がジェットストリームと一緒
最後にリフィルについて。
細長く、ペン先のちょっと上が膨らんだジェットストリームの単色のリフィルと同じ形状になってて、ジェットストリームの方が少し長いけれど、L1にジェットストリームのリフィルを入れても全く違和感なく使えてしまう。
もっと言えば、L1だけでなく、油性ボールペンなC1とL2もリフィルの形状的には一緒なので、ゲルインクのリフィルをC1とL2に入れて使うことも可能。
とても発色も良く書き味もスラスラなL1のブルーブラックなゲルインク。トンボ鉛筆のゲルインク搭載なペン自体がかなり久々なのに加えて黒ではなくブルーブラックがあるというのは貴重というのも変だけれど珍しいので、廃番や販売終了で無くならないようにガンガン使うとしましょうかね。
-
2023年の買って良かったベストなペン3本
2023年、今年も文具、特に筆記具好きとして色々と紹介したり実際に購入したりしてきましたが、買って良かったと思える3本のペンを最後にご紹介。 基本、軽量で安価なお手頃ゲルインクが好きなんですが、「これ ...
続きを見る