2020年12月発売の6色の黒という個性的なゲルインキボールペンである「ボールサインiD」の0.5mmをようやくご紹介。
発表当初から発売されたらすぐに買うと言いつつ買えてなかったものの、実は2021年1月4日には買ってて本日は7月4日、ってことでちょうど半年ほど寝かせてしまって。購入時の包装紙に入ったまま放置してたというか、忘れておりました。。。
ということで、満を持してじゃないけれど、さっそく見ていきましょう。
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いい意味でチープだがしっかりしてる
全体的にABS樹脂なボディは想像以上にプラスチッキーでチープ。しかし、だからこそとても軽くて長時間の筆記にも向いてるし、軸部分の剛性も高くて握ってて安心感もある。
チープで気軽に使えるペンが大好きだからこういうのは大歓迎ではあるけれど、デザイン的にスタイリッシュでちょいと高級っぽいという先入観で購入するとガッカリする可能性が高いかも知れない。
特にペン先のコーン部分がパッと見ではシルバーで金属製では?って思ってしまいそうなのだけれど、ここも樹脂でペンの中で特にチープに見えてしまうというのが原因になっている。ペン先からすると軸の方は剛性あるって書いた通りにそこまでのチープさはないかも。
クリップはステンレス
薄いクリップが唯一のステンレスな金属製。この辺りはなかなかイイ感じ。ただ、このクリップによって重量バランス的にはリアヘビーになっていて、全体的にはとても軽いペンなのでそこまで気にならないが、ペンを立てて筆記する人にとってはちょいと疲れるかも知れない。
六角形の軸は見た目より太め
ペン先がちょいとボケる程度に寄って撮ったのもあってチープさが薄くなって見えるペン先周り。「ボールサインiD」の軸のポイントが六角形の両サイドに丸みを持たせた独特の形状でエルゴノミクス的でもあり、安定した握りで書くことが出来る。
なのだが、これがちょいと太い。筆圧強めだから特にそう感じてしまうというのもあるけれど、もうちょっと細くても良いのかもと思ってしまった。
軽く持ってスラスラと書くにはちょうど良い太さになっているのでご安心を。
書いてみると
これがホント絶妙な違いの6色のブラック。確かに違う6色の黒ではあるけれど、全然違う訳でもない。だが、このちょっとの違いがとても良い。
他社のブラック系インキと比べてもそれぞれの色の差がとても少ないので、物足りなさを感じてしまうかもだけれど、「ボールサインiD」のこの僅かながらの違いが自分の気分の違いとリンクするようにとてもいい塩梅で色を選んで書きたくなるんである。
白い外観で0.4mmのタイプもあるけれど、僅かな色の違いを楽しむなら絶対に0.5mmの方が向いている。書き味的にはボールサインシリーズ同様の適度なインクフローでスラスラと滑らか。
ブラック系インキ好きなら6色の黒を全部持っておいて損はない。