以前紹介した白い外観なパイロットの油性ボールペン「コクーン」の海外向けラインナップである「メトロポリタン コレクション」のマットブラックな国内では売られていないゲルインキボールペンのタイプをアメリカのAmazonで購入したのでご紹介。
コクーンとの違い
外観的にはコクーンと全く同じ。国内向けであるコクーンは鉄ペンな万年筆と油性ボールペンのラインナップがあり、海外向けとなる「メトロポリタン コレクション」にはプラスして国内には無いゲルインキボールペンがあるというのが一番の違い。
同じシリーズでありながら名前が違うのは、国内ではフランスの筆記具メーカーであるウォーターマンに「メトロポリタン」というシリーズがあって、名前が重複するのと商標的な部分で名乗れなかったからとされている。
このゲルインキボールペンな「メトロポリタン コレクション」はキャップを閉めると万年筆と同じ外観。この辺りは高級筆記具シリーズ系によくある万年筆とローラーボールがキャップ式で油性ボールペンが回転繰り出し式という方式の違いによるデザインの違いと同じ感じになっている。
程良い質感で素晴らしい
コクーンと同じく低価格帯なラインではあるが、マットブラックな軸にグリップと切り返し部分が光沢のある黒で安っぽさが全く無くてとても良い。
キャップを後ろに回した筆記時のこの形状にすると多少リアヘビーではあるが心地良いズッシリ感がゆったりと書くのにとても向いている。
中身はG-2と同じゲルインキ
分解して替芯(リフィル)を取り出すと中身はLG2RF-8Fという以前紹介もしている大好きなG-2と同じゲルインキ。これが重要なんである。
書きやすくて入手もしやすく安価な替芯がイイ感じのマットブラックな外観の軸に無加工でセット出来るってのがなんと素晴らしいことか。
これまで様々な人が好きな外観のペンにお気に入りのゲルインキを入れて使えないか?ってのを探求しているのを見てきたし、替芯にテープを貼ったり切ったりといった加工という改造を施してなんとか使おうと奮闘する努力には頭が下がるが、この「メトロポリタン コレクション」であれば、そんな心配も不要。
そういう意味でも素晴らしいゲルインキボールペンなんである。
書いてみると
先ほどの説明の通りに書くとG-2やG-3と一緒の、インクフローの良いスラスラと滑らかでしっかりと濃い黒。標準でセットされているのが0.7mmのブラックのゲルインキなので日本語を細かく書くには向いていないかも知れないが、替芯は他に0.38/0.5/1.0mmとあってカラーも黒・赤・青と選べるので好みの替芯と入れ替えればどんな場面でも活躍してくれるはず。
個人的には0.7mmの滑らかさがとても書きやすくて気に入っている。
白い外観のコクーンと並べる
白と黒のコントラストがイイ感じ。油性ボールペンとゲルインキボールペンで長さや形状が違ってはいるものの、同じシリーズだけあって違和感は無い。
価格帯からは考えられない素晴らしい質感に、ガチガチな高級ラインではないからこその気軽さを兼ね備えたバランスの良いペンである。
ぜひ、コクーンにもゲルインキボールペンのラインナップを加えて欲しい。
買うならアメリカのAmazonで
国内のAmazonは超割高
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