数日前に八重洲の地下街を歩いていた時にどこかのお店から聞き覚えのあるフレーズ。有線か何か、天井スピーカー特有の中高域ばかり強調されたスカスカな感じすらする音ながら、懐かしさと知ってる曲なのにすぐに思い出せなくてちょっと考えると浮かんできたのが上の写真のジャケットイメージ。そう、「Grover Washington, JR. / Just the two of us」だ、と。
このジャケットを思い出すと同時に考えたことが、名盤と言われるこの「Winelight」ってアルバムの何と微妙なジャケ具合なことよって(笑)。ジャケの微妙さはともかく、こんな感じで自分の知ってる曲に出会った時に真っ先に思い浮かべるのは、大抵の場合、アーティストや曲の名前ではなくてジャケットイメージだなぁということ。
で、またまた上の写真のiPhoneや出たばかりの新しいiPodシリーズで採用されたCover Flowってインターフェイスがまさに自分のこういう曲の記憶にマッチしていると。以前からiTunesでは同じようなことが出来てはいたけれど、携帯プレーヤーでこれが出来るのがいいというか、これまでのiPodに比べて個人的には格段に探しやすい。特にiPhoneとiPod touchの自分の指でグリグリとジャケットをいじるかのように操作する感じは、操作自体が楽しいということもあるけれど、アホみたいに直感的に選べるのでありました。個人的な経験ではアナログ盤でDJしてる時の次の曲をペラペラとレコードめくりながら選んでるって感覚に近いのかな!?
「アレ聴きたい!」→「頭の中にジャケ浮かぶ」→「指でグリグリでジャケ指定」→「プレイ!」って一連の動作が瞬時に出来てしまう。iPhone持つ以前は動画で観たりもしてて凄そうって思ってはいたけれど、実際にいじってみると、ホント簡単に面白い位にスラスラ色んな音を聴きたくなってしまって自分でもビックリ。
iPod touchのリリースでiPhoneあんまり意味ないのも承知ではあるけれど、一点だけiPod touchではなく、iPhoneがイイ!って思うのは、iPhoneは電話でありますからスピーカー付いてます。で、ちょっと出先とかで人に聴かせたいし、一緒に「コレコレ」って感じで聴いたりしたい場合にこのチープスピーカーがとっても便利であります。昔のモノラルなAMラジオから流れてる感じもあったりするので、あえてiPhone内蔵スピーカーで聴いたりしてもおります。
「Grover Washington JR. / Just the two of us」、こんな久々の再会で、アナログしか持って無かったのですが、その帰りに早速CDゲットしてiPhoneにも入れたって訳です。iTunes Storeでもアルバムとして「Winelight」はあるけれど、なぜか「Just the two of us」は収録されておりません。。。。これを書きながらiTunesでシャッフルプレイをスタートさせると、ホント偶然に「Just the two of us」から始まったので鳥肌が立った。