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スティーブ・ジョブズの流儀

スティーブ・ジョブズの流儀
リーアンダー ケイニー
ランダムハウス講談社
売り上げランキング: 201

発売日に書店で見かけて翌日購入。大好きなおかずを最後まで取っておくかのように、もったいぶりながらちまちまと少しずつでようやく読了。

マカーでApple製品大好きなだけに本書の流れも表面的には知っているし、その内側を探るようなワクワク感で読めたそれは楽しい一冊でありました。

各所で言われている通り、これまでいくつかあるジョブズ本の中では群を抜いて良い出来である。ジョブズ本人への筆者の直接のインタビューは読むからに一度も出て来ないのだけれど、別媒体での発言やインタビューでのとても確信を突いた発言を選び出し、それに付随する周りの関係者やスタッフの発言やインタビューをホント上手くミックスさせて臨場感のある文章を生み出す編集力が凄い。ビジネス書として今のところ2008年のNo.1の面白さ。

また、各所でこのジョブズ流の経営術は「読み物としては傑作であるが真似しても何もならない」的なことも沢山言われていたりするけれど、確かにこれはジョブズならではのオンリーワンな部分が多々あるけれど、何度も文中に出てくるユーザー体験の追求ってのは何にでも言えるし、それぞれがそれぞれのやり方で大いに参考になると思った。

とにかくオモロイ本でありました。また読み返したい。

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