チェリストの徳澤青弦とピアニストの林正樹による初となるデュオ作品「Drift」が2020年3月4日にリリースされたということでご紹介。
徳澤と林が約9年の歳月をかけて制作したというこだわりの「Drift」。チェロとピアノによる柔らかなハーモニーと躍動的でダイナミックなサウンドが同居する、シネマティックな音像を描いた作品となっている。全12曲入りの本作にはオリジナル曲のほか、Squarepusher「Iambic 9 Poetry」、The Velvet Underground「Venus in Furs」のカバーもラインナップされた。
ピアノとチェロだけのデュオってだけでも大好物で聴く前からワクワクしてたんですが、聴いてみると期待を裏切らないどころか遥かに上回るなんとも言えない音像の海が広がっててどっぷりと浸れます。
全部いいのだけれど一番好きなのは5曲目の「The South Down」かな。13分を越えるチェロが主役な楽曲で淡々としつつも起承転結があって暖かさと冷たさの同居する四季を感じられるような2つの楽器でこれだけ表現できるんだ!って驚きと発見の詰まった1曲。
ヘッドホンで聴くとより2つの楽器の音像が際立って楽しく聴けそう。