中国のメカニカルキーボードブランド「VARMILO(アミロ)」から従来の静電容量式スイッチとメカニカルスイッチの"いいとこ取り"な「静電容量式メカニカルスイッチV2」4種が新たに発表になり、ゲーミングデバイスのECサイト「ふもっふのおみせ」を運営する株式会社フェルマーが日本正規代理店として静電容量式メカニカルスイッチV2の取り扱いを開始したということでご紹介。
「VARMILO 静電容量式スイッチV2」の特徴
メカニカルスイッチの特徴である打鍵感と、静電容量式スイッチの信頼性と長寿命。両方を兼ね備えているVARMILOの静電容量式スイッチV2。
メカニカルキーボードに使われているスイッチは本来、物理的な接触によってスイッチが「オン」になります。物理的な接触が必要となるため、長期間使用すると摩耗が発生し、故障や不具合の原因となる場合があります。
静電容量式スイッチは、静電容量の変化を計算してオンとオフを判定しています。物理的な接触がないため、信頼性に優れ、摩耗が少ないので寿命が長いことが特徴です。(理論的には寿命は無制限とも言われています。)
ただ、従来の静電容量式スイッチは非常に高価である上に、主制御計算をするためにシリコンボールおよび円錐形のばねを使用しなければならず、打鍵感を多様化することはできませんでした。
そのため、マニアの間では人気がありましたが、メカニカルキーボードの打鍵感が好みのユーザーには不人気でした。
VARMILOの静電容量式スイッチは、従来の静電容量式スイッチに必要不可欠だったシリコンボールや円錐形のばねを使用せずに、非接触の静電容量式スイッチの構造を特別に設計しました。
これにより、VARMILOの静電容量式スイッチは従来のメカニカルキーボードに使われているスイッチと同様に、様々な打鍵感のスイッチを開発することに成功しています。
4種類の新しい「VARMILO製 静電容量式スイッチV2」
VARMILO 静電容量式メカニカルスイッチV2には、タイピングを楽しめる入力感のスイッチが4種類あります。
作動力が35gfのリニアスイッチ。
Daisy軸は有名なCherry MX RedやSpeed Silverよりも軽い、最軽量の静電容量式リニアスイッチです。入力する際の疲労を軽減できる軽いスイッチ。重いスイッチを押すことで引き起こされる腱鞘炎などのトラブルを予防することができます。キーボードを長時間使用するエンジニアをはじめ、ビジネスユースに向いています。
[技術データ]
- スイッチタイプ:リニア
- 押下圧:35g±10g
- 作動点:2mm
作動力が45gfのリニアスイッチ。
Sakura軸は定番のCherry MX RedやSpeed Silverに近い、軽量な静電容量式リニアスイッチです。軽さだけでなく、適度なタイピング感を求めるユーザーにオススメのスイッチです。クセの少ないSakura軸はオフィスでの使用や、普段遣いに適しています。
[技術データ]
- スイッチタイプ:リニア
- 押下圧:45g±10g
- 作動点:2mm
作動力が55gfのリニアスイッチ。
Rose軸は有名なCherry MX Red軸やSpeed Silver軸より重いですが、Cherry MX Black軸よりも軽量な静電容量式リニアスイッチです。キースイッチからのフィードバックがあるので、レスポンスの感覚を求めるユーザーやゲーマー向けです。
[技術データ]
- スイッチタイプ:リニア
- 押下圧:55g±10g
- 作動点:2mm
作動力が50gfのタクタイルスイッチ。
Green軸はVARMILO製 静電容量式スイッチの中で唯一のタクタイルスイッチで、「カチッ」という音が出て、Cherry MX Blue軸と似ています。唯一のタクタイルスイッチであるGreen軸は、歯切れの良いパリッとしたクリック感がある、メカニカルな感覚が好きなユーザーにオススメのスイッチです。メカニカルキーボードのクリック感や音を是非ご堪能ください。
キーサンプルも発売
今回、VARMILO 静電容量式スイッチV2を試せる、Trail Kitを100円(送料別)にて販売します。
VARMILOの新しい静電容量式スイッチを、この機会に是非お試しください。
※開発中のGreen軸は含まれません。
ぜひ試してみたい
静電容量式スイッチとメカニカルスイッチのいいとこ取りな静電容量式メカニカルスイッチV2。上記のキーサンプル、100円ってことで試しで購入してみたかったのだが速攻で売り切れたみたいで残念ではあるけれど、一度試してみたいキースイッチである。