UKはウェールズ生まれサウス・ロンドン在住のプロデューサーでシンガーなミュージシャン、ケリー・リー・オウエンス(Kelly Lee Owens)の前作から3年ぶりとなる本日2020年8月28日リリースの2ndアルバム「Inner Song」をご紹介。
レディオヘッドのカバーであるM1「Arpeggi」にヴェルヴェット・アンダーグラウンドのジョン・ケイルをフィーチャーしたM7「Corner Of My Sky (ft. John Cale)」、先行シングルだったM2「On」、M3「Melt!」、M8「Night」を含む全10曲50分。
前職が看護師というのも大いに関係あるようで、作品についてや彼女自身について語られる場合に精神的・感覚的な部分に焦点が当たること多かったりするのであるが、今作についても
過去数年間に直面した葛藤を乗り越え、自然界の美しさを受け入れながら個人的な痛みを探求しながら、自分自身の精神に深く入り込んでいく様子が描かれている。
というリリース文言があったりして楽曲制作にスピリチュアルな面の影響がかなりある模様。
サウンド的には基本テクノでありつつも軽快なポップスだったり重厚なアンビエント風味もあったりして、全体的にはアヴァンギャルドなポップスという印象。
中でも好きなのは彼女の歌声かな。疾走感とピコピコも堪能できるM2の「On」やゆったりビートに歌声がとても美しいM6の「L.I.N.E.」は聴いててとても心地良いしシンガーとしてもっと色々なサウンドでの歌を聴いてみたいと思った。
ジャケがモノクロでイイ感じなのでアナログ盤をゲットするのもありかも。