ゲルインキボールペンの現行ラインナップの中でも1989年発売とサクラクレパスのボールサインに次ぐ古参でありつつ古き良き細長い透明軸でインキ残量も分かりやすく容量もタップリなぺんてるのハイブリッド0.5mm青をご紹介。
発売当初は「中性ボールペン」と謳われ、水性ボールペンと油性ボールペンのいいとこ取りで中間に位置するペンってなことも言われてたりした。
水性ボールペンのように軽く書け、筆跡が瑞々しく、インクのボテがなく、一方で油性ボールペンのようにインキの残量がわかり、にじまず、最後まで一定の書き味である
最近になって良さに気づく
学生時代だったり若い頃にはほぼ使ったことが無く、たまに借りたペンがたまたまハイブリッドだった程度しか書いてみたこともなくて、存在は当然のように知っていたものの自ら使おう!って全く思っていなかったペンであった。
しかし最近、エントリもしてるパイロットのHi-TECだったりシグノのスタンダード軸で書いてるうちに、「古参なゲルインキボールペンって廃盤にならず残っているのには訳がある」って気付いたというか、最新のインキや軸のペンとはまた違った心地良くずっと書いてたくなる不思議な感覚が宿ってるものだな~って感じて少し前にこのハイブリッドも購入して使ってみてたらイイ感じに気持ち良いペンじゃん!ってようやく気付けました。
ペン先
金属コーンから透明軸に青いラインの入ったグリップ部分はまさに昔ながらの油性ボールペンといった印象。
グリップの青いラインは透明軸の上からプリントされているので握った時にほんのちょと凹凸が感じられる程度であるものの、滑ることもなく安定して握ることが出来る。
最近のラバーだったりシリコンだったりのしっかり握っている感のあるグリップとは全く違うけれど、軽量かつ軸の長さがあるので持った時のバランスが良いのも古参な細長い透明軸の良い部分かも知れない。
金属コーンも透明軸とのセットだとチープに見えてしまうのもあるけれど、軸と同じく細いので筆記面の視界も良く、細かく書けるというのもイイ。
書いてみると
インキ色的にはわりと濃いめな青でハッキリと視認性も良い。細長い軸のせいかこのペンで書いていると基本筆圧強めなのが弱くなるというか優しく握っていられるのでとてもスラスラと書けてしまうんである。
ペンの傾きによってインクフローが微妙に変化するのもあって、文字を丁寧に書くのであればトメ、ハネ、ハライも細かく表現出来てしまう美文字ペンでもあったりする。
古参のペンに今さら注文するのもどうかと思うが、ようやくこのペンの良さに気付いたからこそ0.7mmのボール径だったり、緑や紫といったカラバリも欲しいなぁと感じてしまうのでありました。
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0.5mm 赤
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