アルゼンチンのVictoria de la Puente(歌)とNehuén Rapoport(ギター、歌)によるフォルクローレなデュオ、アロイト・デュオによる本日2021年4月16日リリースの3rdアルバムとなる「Raigal」をご紹介。
前作ではロック的なバンドサウンドも垣間見せたりしていたりと多彩な表現を試みていたのに対して今作はシンプルで美しい現代のフォルクローレ。ベースとなる2人の歌声とギターにバンドネオンやピアノ、フルートが加わった厚みのある心地良いハーモニーを聴かせてくれる。
編曲やアレンジを同じくアルゼンチンのピアニストであるマリオ・ガルバンが担当し、これまで以上に楽曲が引き締まっているというかメリハリが効いていてアルバムとしての構成も聴きやすくなっている。
そして、なんと言っても同じくアルゼンチンの大好きなカルロス・アギーレが参加しているM4「Dame el agua」。アギーレはアコーディオンで参加なのだけれど、イントロのピアノで「あ、アギーレだ!」ってなる安心感というか美しさと心地良さのギアが1つ上がる感じがすごい。
全7曲で26分弱とサクッと聴くことができるので、ちょっとした耳のリフレッシュにも丁度よいアルバム。