マックスから薄い書類も厚い書類も軽い力でとじられるホッチキス「Vaimo11（バイモイレブン）」シリーズから、A2用紙30枚、A3サイズ120ページでの冊子が作成可能な、中とじホッチキス『Vaimo11 LONG（バイモ11ロング）』を2021年7月15日より販売するということでご紹介。
中とじとは、印刷物の見開き中央部分に沿ってホッチキスでとじる製本方式です。仕上がりの見栄えも良く、用紙枚数の削減効果もあることから広く普及しており、中とじホッチキスは、個人から企業、教育現場、官公庁に至るまで、各種冊子や案内文書、取扱説明書などを作成する際に幅広く使われています。
開発の背景
当社ユーザー調査から、冊子の作成や用紙削減のために中とじホッチキスが重宝されている一方で、「針先が手や衣服に引っかかる」「とじ位置がずれるのがストレス」「針が太くて見栄えが悪い」などの不満があることがわかりました。
そこでこの度、当社独自の「Vaimo11」シリーズで培った、厚い書類を小型の本体でとじる技術や、軽い力でとじられるNo.11針を採用し、従来の中とじホッチキスの問題点を解決した『Vaimo11 LONG』を開発しました。
ページをめくる際は、負荷がとじ部に集中し、針の先端が浮きやすく、針足が上を向いてしまうこともありました。新製品『Vaimo11 LONG』では、冊子の中とじに最適なとじ形状を追求し、針足の先端が紙方向に向くことで、針先が引っかかりにくい「先曲げクリンチ」機構形状を開発しました。
また、ばらつきなく冊子づくりが行えるよう、ネジ固定式の「ストッパー付置決めゲージ」を採用し、とじ位置を決めやすく、底面に装着した「本体滑り止めラバー」が本体をしっかり支えます。
これまで、中とじで20枚をとじるには線径の太い3号針を使用する機種が必要でしたが、新製品では、ハンディホッチキスの定番針であるNo.10針と同じ線径のNo.11針（Vaimo11シリーズ共通）を採用することにより、軽いとじ心地ながら最大30枚の中とじが可能になっています。
当社は、本製品の投入によって快適な冊子づくりや、中とじによる用紙の削減を提案し、新定番の中とじホッチキスとして普及を目指します。
商品の特長
新クリンチ形状「先曲げクリンチ」
針先が浮きにくい、とじ箇所のかさばらない最適なとじ形状となる「先曲げクリンチ」機構を開発しました。
ネジ式の「ストッパー付位置決めゲージ」採用で、安定した冊子の中とじを実現
ネジ式でゆるまず、とじ位置を揃えて冊子が作成できます。
また、本体底面に滑り止めラバーを装着し、本体のずれも防止します。
「Vaimo11（バイモイレブン）」シリーズのNo.11針使用で、30枚までの中とじ作業が可能
再生材使用率75%で、グリーン購入法に適合
商品仕様
| 製品名 | 中とじホッチキス『Vaimo11 LONG』 |
| 品番 | HD-11DB/W |
| とじ枚数 | 2～30枚(最大120ページ) |
| とじ奥行 | 最大307mm |
| とじ形状 | 先曲げクリンチ |
| 中とじ可能サイズ | B5 - A2サイズ レターサイズも対応 |
| ゲージ | ネジ式ストッパー |
| 使用針 | No.11-1M |
| 針装てん数 | 100本 |
| 針装てん方法 | ワンタッチオープン方式 |
| サイズ | H76 x W76 x D405mm |
| 質量 | 700g |
| 再生材使用率 | 75% グリーン購入法適合 |
| 付属品 | No.11-1M 1,000本 (1箱) |
| 価格 | 9,500円 (税込10,450円) |
お手軽な冊子作りにはベストなメカ
ペーパーレスが進む中、紙の冊子を作ることは少なくなっているとはいえ、必要としている人がいるのも事実で、そういう部分へ向けてのニッチながらしっかりと刺さるメカなのが今回の中とじホッチキス「Vaimo11 LONG」。
ボディの白と黒のコントラストとバランスがイイ感じであり、質感も高いのがなんともメカ心をそそる、メカメカしたホッチキスなのが良い。