アメリカはロサンゼルス生まれな日本人のキーボード奏者でありビートメーカーでもあるMoki KawaguchiのソロプロジェクトLionmilkが友人ミュージシャンとカルテットを結成し即興演奏的に行ったライヴの模様が収録された2021年8月20日リリースのアルバム「O.T.S.」をご紹介。
このアルバムの収録曲の並びがそのままライヴ通りかどうかは定かではないけれど、最初から聴いているとM1~2あたりは完全に音出し&音合わせ的な雰囲気で、この日の調子をお互いに探っている感じもあったりするのがアンビエントっぽく聴こえてくるのが面白い。
メンバー構成は以下の通り。
- Moki Kawaguchi - rhodes, juno 106, sp404, voices
- Diego Gaeta - Kurzveil K2000, Casio CZ1
- Caleb Buchanan - Bass
- Will Logan - Drums
カルテット編成とはいえ上記の通りなキーボードx2にベース&ドラムという構成なのもあり、サウンド的には古めで渋めなシンセにエレピがメインで鳴ってる大好きな高音キラキラ系なジャズといった感じ。
5部編成で途中途中に散りばめられた「Quartet Vibrations」シリーズがゆったりとしたリズムでエレピが心地良く響いているのがとても良くて好き。
全体的にはライヴで観客の拍手や歓声もありつつ楽しく演奏してるジャケの絵のような雰囲気が伝わってくるイイ感じな作品。