発表時に紹介していた音ハラスメントを意識した静音設計なぺんてるの油性ボールペン「Calme（カルム）」。単色、多色、多機能とラインナップがある中で、一番シンプルな単色の黒インキなカーキの軸色と、軸もインキも青なボール径0.7mmを購入したので改めてご紹介。
細かい仕様は前回の2エントリを参照頂くとして、実際に使ってみてどんな感じなのかってのを書いて行きましょう。
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単色と3色で異なる静音設計を採用、音ハラスメントを意識したぺんてるの油性ボールペン「Calme（カルム）」
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音ハラスメントを意識した静音設計なぺんてるの油性ボールペン「Calme（カルム）」
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他のペンと比較しても圧倒的に静か
機構的にはノック式と同じでありつつ、軸が後端までしっかりあってスライド式な感じで滑らせてノックできるカルムのノック部分。
軸の内部に静音の為の工夫もされているんだが、このスライド的な構造によってかなり静かにノック出来るようになっている。その証拠に普通のノック式のように垂直に押した場合と、軸に押し込むようにスライドさせた場合では、スライドさせた方がかなり静か。
所有する多数のノック式やスライド式のボールペンと比較してみたところ、このカルムが圧倒的に静かにペン先を出せる。この静音設計は確かに凄い。
ただ、ノックやスライドとして静かなのであって、ホントに静かに書きたいんであれば、前回のエントリでも書いたが、キャップ式や回転繰り出し式の方がそれ以上に静かに書き出すことが出来るというのも確か。
ノック式やスライド式の手軽さとちょいと静かというのが良いならカルム、ホントに静かに書き出したいならキャップ式や回転繰り出し式を選択するのが正解というか良いのではないでしょうか。
このグリップが凄い
静音設計ばかりが注目されがちなカルムではあるけれど、使ってみて一番良いと思ったのはこの革調でロングなグリップ。手触りが抜群に良く、滑りにくくもあって、ずっと触っていたい心地良さ。
手への収まりと握り心地の良さはこれまで何百本と書いてはいるけれど、カルムがベストと言っていい！
そのくらいに素晴らしく、握っているだけでも指の感触がとても良くて、このペンで書きたいという気持ちになってしまう。
カメラのグリップによく使われている皮シボ加工技術が生かされたというカルムのグリップは、とても軽量なペンであることも手伝って、カメラを持った時のようなずっしりと重い感じが無いためか、グリップとして筆記する際にホントに適しているのを実感した。
書いてみると
油性ボールペンらしい筆跡というかカスレやダマもありつつも非常に滑らかに書ける。インキ的にはぺんてるのなめらか油性を謳うビクーニャシリーズと同じものが使われている。
スラスラ感で言うと、ジェットストリームには及ばないけれど、革調グリップの心地良さと中心点が軸のほぼ中央に置かれている重量バランスの良さも相まって、カルムで書く方が楽しくてまだまだ書きたいと思わせてくれる。
ぺんてるのなめらか油性なペンってこれまで1本も紹介していなかったりするのだけれど、その最初のペンであるビクーニャの発売時にすぐ買って使ったことがあって、ヌルヌル書けるのにそのインキが低粘度過ぎたのかインクフローが良過ぎてボタボタと大きなダマが出来たりインキ漏れなんかを起こしたりもして、残念な感じの印象しか残って無かった。
で、久々になめらか油性を搭載したカルムで書いてみると、さすがにインキも進化していて、ぺんてるのなめらか油性も悪くないな、と。
静音設計以上にグリップと重量バランス、なめらか油性のトータルが抜群に書きやすくてメインで使いたいと思ってしまった極上な油性ボールペン、それがカルムであります。
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