ペン立てを整理してたら「コレ持ってたわ~」って感じで出てきた、現在は廃番となっているぺんてるの油性ボールペンであるノック式ビクーニャのボール径0.7mmの青をご紹介。
ジェットストリーム対抗な新油性系
このビクーニャ、いつ買ったのか正確には覚えていないのだけれど、わりと出てすぐだった気がする。
今や大定番なジェットストリームに対抗すべく、ぺんてるの滑らかな新油性として登場した時にとりあえずの1本としては青でしょ、と、この0.7mmを。
ビビるほどヌルヌル書けるが
店頭で試し書きをして驚いたのは、ジェットストリームなんて目じゃないくらいにヌルヌルとペンが走ること。「こりゃ凄い!」と速攻で買ったって記憶は鮮明に覚えてる。
で、実際に使ってみると、ヌルヌルと素晴らしいペン運びは確かに素晴らしいが、鬼のようにダマが出来る。インキの粘度が柔らかいようでねっとり感も強く、筆圧高めなのもあってかインクフローも良すぎる感じで一箇所にドバッと出てダマになるということがちょっと書いただけでも頻繁に起こり「使えんなー」と。
それ以来ほとんど使うことなく、ペン立ての肥やし状態として10年程度経ってた。
グリップも実はイマイチ
軸の中央からグリップ部にかけて膨らみを持たせたてあり、握ってみるとそれなりにしっかり握れるものの、指先が当たる部分がペン先に向かって細くなっていく形状のデザインなので、波線なグリップの凹みが付いていても書いてるとどんどん先へ滑る感じになって書きにくい。
買った当時はそこまで気になってなかった部分だが、久々にしっかりと持ってみて改めて感じた違和感。まあ廃番になっているので、それはしょうがないというか、そういう運命なペンだったのだと納得した。
書いてみると
10年以上放置状態なインキなので、当時のヌラヌラ感は無いものの、とてもスムーズに書ける。が、寄って撮るとかなりの部分にダマというか、インキの途切れが多発している。
パッと見ではこんなに途切れてるようには見えてなかったのだけれど、これが、買った当時だとダマになっていたのよね。
現在はインキも進化している
ダメダメなペンって認識でほとんど使わなかったビクーニャだが、現在もシリーズとしては存続しているのと、以前紹介した静音設計なペンであるカルムにはこの新油性なインキの最新版というか進化版が搭載されていて、滑らかさと書きやすさは身をもって体感しているので、現状ラインナップはかなりオススメであります。
特にカルムの単色の方はグリップが触り心地がとても気持ち良くて滑らかなので最近の油性系としてはイチオシな位に良いです。
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