ぺんてるの海外向けなシャープペンシルであるP207をご紹介。
細身でプラスチックな青い軸に金属製のペン先にクリップとノック部分、数十年前のスタンダードなシャーペン!といった見た目をしているP207。
最近の折れにくいだとか、いつも尖っているだったり、自動で芯が出るなんて機能はもちろん一切無いんだが、これが抜群に書きやすい。
昔は普通に売ってた
このP207、海外向けではあるものの、昔は普通に日本でも売られてたし、現在も日本で製造されていて購入したものも日本製。国内では廃番になり、海外向けモデルなP200シリーズとして残ってるというか安価なシャーペンとしてそのまま売られている。
で、数年前から逆輸入版的にキテラ商事が国内でも販売してるんで、「キテラ P207」なんて表記されてたりもする。
P200シリーズと書いたけれど、数字の末尾が芯径になってて、P207なので0.7mm、他に0.3mmなP203、0.5mmなP205、0.9mmなP209と4種類のラインナップがある。
軸の色もぺんてるの製図用のシャープペンシルの芯径別のカラーと一致してて、
0.3mm0.5mm0.7mm0.9mm
こんな感じ。ただ、0.5mmなP205には黒以外に緑や赤、デルフォニックスとのコラボでグレーやオレンジにダークグレーなんかもあったりする。
細身なグリップがイイ
細身でプラスチッキーなだけにグリップ部分もローレットな加工が施されているプラスチック。これが筆圧強めな人間にとっては滑らずしっかり握ることが出来て痛くもならないので最高なんである。
重量も9g程度と軽量で0.7mmの芯を自在に操ることが可能。
書いてみると
書けばまあ0.7mmなシャーペンのそれになる。
でも、この書き味というのがなんとも堪らない。2Bって濃くて柔らかめな芯に入れ替えてるのもあり、やや太めな0.7mmの芯が紙に吸い付くような滑らかさで心地良くヌラヌラ書ける感じが、折れにくいとか尖ったままなんて機構が無いからこそ、チープで軽量プラスチッキーだからこその独特で懐かしさも感じられるこの書き味が「このペンで書きたい」って思わせてくれる。
P203
P205
P209
デルフォニクス別注P205
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