エストニアの鬼才と呼ばれ、現在ポルトガルはフンシャルを拠点に活動するマルチな楽器奏者であり作曲家でプロデューサーのミーシャ・パンフィーロフによる2023年5月15日リリースのアルバム「Gala!」をご紹介。
自身のバンドやソロ、他のアーティストとの共作等、様々なカタチの作品がある中、今作はSeptet(七重奏団)という楽団スタイルのジャジーでソウルフルなサウンド。
全4曲とアルバムにしては少ない曲数になっているけれど、1曲平均7分以上と昔のジャズアルバムっぽい構成。
ソウルフルなM1「Draw Us Here」、エキゾチックなM2「Dryland」、ムーディーなM3「Caipirinha」、スペーシーでSun Raを彷彿とさせるM4「Ravin'」とヴァラエティーに富んでいて聴き応えは充分。
独特な画風のジャケットは同じくエストニアの造形画家であるトーマス・クージングの作品である「イェルヴァの夏」から。