ギターの音を加工した美しくて楽しいエレクトロニカ 「宮内優里 - Instruments 2」

これまで何度か紹介してる、千葉県八街市在住で生楽器の演奏とプログラミングを織り交ぜた有機的な電子音楽の制作を中心に活動する宮内優里の2023年7月1日リリースのEP「Instruments 2」をご紹介。

今回もご本人曰く、

新作のEP「Instruments 2」をリリースしました。楽器の音に焦点を当てた実験作品のシリーズの2作目です。今作ではガットギター（クラシックギター）の音を使って、色んな加工をしながらどこまで音楽の表現ができるかの実験作品です。引き出しを増やすための修行のような気持ちもあります。5曲入りです。

ってことで、前作にあたる「Instruments」ではピアノの音だったのが今作はガットギターの音を駆使して作られた作品。

曲名が番号になってて、前作の5曲からの続きで6から始まっている。

ピアノな前作では随所にピアノらしい音色がふんだんに聴き取れていたのに対して、今作ではガットギターの音を加工していると言われなければ分からないようなとても細かな作り込みがされている部分が多く、しかも優しいポップなエレクトロニカだったりアンビエントな楽曲に仕上がっていて、とても好きなサウンド。

「Instruments」と「Instruments 2」、一緒に聴くのも楽しい。