たまたま入った文具店で最後の一本として売られていたすでに廃盤となっているぺんてるの水性ボールペン「マイクロボール」の0.5mm黒をご紹介。
廃盤ということでぺんてるのサイトにも載ってないしAmazonでも取扱不可になってしまっているので買うのであればどこか在庫のある店舗を探すかメルカリやヤフオクでってことになる。
軸色が渋い
マットなダークグレーという軸がグッと来て思わず手にとってしまったこのペン。形状的には同じくぺんてるのプラスチック万年筆のプラマンやユニのプロテックのようなスッキリ細めのシンプルなデザインで特に代わり映えしないのであるが、やはりこのマット加減と何ともいえない絶妙なダークグレーが素晴らしく好み。
ペン先
昔ながらの水性ボールペンのペン先!という感じでそれ以上の感想は無い(笑)。
ただ、グリップに当たる部分がとても細いラインが入れられていて、これが持つと非常に気持ちがいい。滑らないしかといって引っ掛かりが気になることもなく書いていてもこの握りはかなり上位に来る出来の良さである。
書いてみると
0.5mmの水性ボールペンとうことで普通にスラスラと書ける。これまで紹介してるパイロットのVコーンやユニボール・アイに比べるとペン先の紙への当たりが強くカリカリ感も高め。ただ、カリカリ感が好きな方からするとかなりベストな書き心地なのではないかとも思う。
そしてインキの色。一応、黒という表記なのではあるが、書いてみて分かったが黒というよりも灰色である。黒い水性ボールペンという視点では薄い!ってことになるが、マットなダークグレーの軸にインキも灰色となれば軸とインキがマッチしていて廃盤となってしまっていることがとても惜しいペンとも言える。
水性ボールペンではあるが耐水性・耐光性顔料インキが採用されてたりもするしゲルインキ全盛の今でも充分に戦えるスペックなのではあるが、インキ残量が分からないのとペン先のカリカリ感の強さという面では消えゆく運命だったのかなとも思う。
0.7mmのボール径でスラスラ感がもう少しあれば箱買いしたい水性ボールペンだったんだろうなー。