呉竹のサインペン感覚で書ける筆風サインペンな「筆ごこち」の極細な黒をご紹介。
20年以上前に極細な筆ペンをメインでずっと使ってた時期があって、どこのメーカーだったか覚えてないのだけれど、その書き心地が良かったというか印象深かったのを思い出して買ってみたうちのひとつがこの「筆ごこち」。
外観的には水性ボールペンのような金属製の薄めなクリップを搭載したキャップ式で、白い軸というのは古めかしさもあるが悪くない。インクの残量が見える小窓付きでペンを揺らしてインクの流れを眺めているとほぼ万年筆のようでもある。
ペン先
グリップ部分は半透明で直液式な構造が見えて、これも万年筆的であり水性ボールペンと同じ構造。
ペン先はサインペンのようであり「筆ごこち」の最大の特長ともいえる先端のごく僅かな部分だけが柔らかくなっていて、基本的にとても硬めな書き味をしていつつ、トメ・ハネ・ハライをしっかりと行えるようになっている。
書いてみると
極細とはいえ、筆風サインペンだけに5mm方眼に書くには充分に太い。それでも一般的なサインペンと比べるとそれなりに細い文字が書けるのと水性染料なインクがとても黒くて視認性が抜群。
丁寧にしっかりと書きたいって場合にも向いてはいるものの、そういう書き方をするならもっと筆ペン寄りなタイプを使った方が良いし、「筆ごこち」を使うのであればラフにサクッとちょいと筆ペンライクにって感じで気軽に楽しく書く場合に向いている。
ペン先がしっかりしているので、自分のような筆圧強めな人にもしっかりと書けるのでとてもイイ。