広告 books

岩波文庫が読みたいけど、どれ読めば?って時の岩波文庫「読書のとびら」

2013/07/01

読書好きではあるが、古典とか読んでないものが大量にある。そんな自分もたまに岩波文庫が読みたいなーって思うことがあるが、特にコレってものもなくとにかく岩波文庫が読みたいんだ!って思いで丸善の岩波文庫コーナーを隅々まで眺めてた時に最後の方にあったのがこの本、「読書のとびら」。

読書の効能は,「事後的にしかわからない」(鹿島茂).面白かったりつまらなかったり,役に立ったり立たなかったり,人生に決定的だったり…….だから,読書のとびらは人それぞれにあって,開け閉め自由で誘惑的です.一冊の文庫,読書の方法,古典の磁力,読書と人生……読書への思いを綴る32人による読書エッセイ集.

上記のように作家や批評家、学者など32人のエッセイが5〜6ページ前後ずつ載ってて、読みやすく、岩波文庫中心でどんなの読んだってのが出て来る。

で、一番読みたくなったのは作家の津村記久子さんがオススメしていた、ロレンス・スターンの「トリストラム・シャンディ」。

正式なタイトルを「紳士トリストラム・シャンディの生涯と意見」という、脱線に脱線を重ねながらどこまでも続いてゆく、このトリストラム・シャンディという男の一人語りは、400ページ以上ある上巻の最後ですら、語り手トリストラム・シャンディが生まれていないという掟破りの展開を見せる。。。

もう、この説明だけで無性に読みたくなってしまった。

古典とか若い頃からたくさん読んでる人にしてみれば、何をいまさら!?な感じなんだろうと思うけれど、これまで読んでない分、これからそういうものを楽しめる時間が残っているのだ!ってことですなw

とにかく読んでみよう!

-books
-