凄いテクニックを持つギタリストでありファンクバンドVulfpeckの一員でもあるコーリー・ウォンの2019年の3枚目にあたるアルバム「Motivational Music for the Syncopated Soul」をご紹介。
タイトルにシンコペーテッドって入ってるけれど、アルバムの楽曲全体を通してリズムの抑揚がエッジのように効いていてそれによって生まれる心地良いうねりがファンク的でありサウンドの仕立てがシティ・ポップ的でもある。
シティ・ポップって1980年代の山下達郎に代表される日本の音で現在海外でブームだったりしているんだが、そのテイストを得意のファンクとうまい具合に融合させて表現してるアルバムという印象。
何より、そのギターテクの凄さがそれを上回って脱帽である。
超絶なカッティング。笑顔で軽々とここまで弾かれるともう「凄い」以外の言葉が出ない。。。
一番好きなのはM5「Home」
このアルバムで一番静かな曲。ピアノをジョン・バティステが弾いてる。
この曲のギターはカッティングではなくメロディを弾いてるけれど、当たり前に上手い。
楽しいギタリストのアルバム
音楽って技術だけじゃないって思ってたりもするけれど、こんだけ凄いギターのプレイを音と映像で体感してしまうと技術が素晴らしくて楽曲もイイ感じな音はより楽しく聴けるものだなーって改めて感じる作品でもあった。
聴いてる時のワクワク感もまた嬉しいしね。