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ジャケも演奏もカッコいい「Horace Parlan – Happy Frame Of Mind」

2019/10/27

Horace Parlan – Happy Frame Of Mind

ジャズ・ピアニスト、ホレス・パーランのブルーノートでの最後の作品となったアルバム「Happy Frame Of Mind」をご紹介。

1986年リリースと、ブルーノートの4000番台のNo.4134で1960年代リリースではないの?って疑問もあがるこのアルバム。録音は1963年でお蔵入りではないけれど番号だけ振ってあってそのままになってて、しかも1976年にブッカー・アーヴィンのリーダー作として「Back From The Gig」という名前でリリースされていたのが色々あってようやく1986年にホレス・パーランの「Happy Frame Of Mind」としてちゃんと出たという複雑な経緯がある。

とにかくジャケがカッコいい

リリースまでの経緯はともかくまずはこのジャケ。可愛らしいカリグラフィー調の書体でタイトルが中央に大きく書かれていてパッと見て模様にも見えるようなシンプルでありつつインパクトの強い白と黒のモノトーンの美しさ。そこにホレス・パーランの小さめの顔写真と一点目を引くオレンジ色の名前の文字。ブルーノートのジャケットの中でもかなり好きなデザイン。

演奏もイイ

今作のメンバーは以下。

Personnel

  • Horace Parlan - piano
  • Johnny Coles - trumpet
  • Booker Ervin - tenor saxophone
  • Grant Green - guitar (#1-4, 6)
  • Butch Warren - bass
  • Billy Higgins - drums

ブッカー・アーヴィン名義で出てたのも納得出来る彼のブロウするテナーの響きもジワるしホレス・パーランの軽快なピアノも楽しい。

リズムが独特でカッコいいM1の「Home Is Africa」、ブッカー・アーヴィンの優しいブロウが印象的なM3の「Back From The Gig」、テンポが良くホレス・パーランのピアノがヒップするM4の「Dexi」、グラント・グリーンらしいギターが聴けるタイトル曲であるM6の「Happy Frame Of Mind」とジャケに劣らず素晴らしい演奏が詰まっている。

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