ゼブラから水に濡れた紙にも書ける頑丈なメタルボディの加圧式ボールペン『ウェットニー』を2020年9月23日より発売開始するということでご紹介。
筆記具は屋内で使うイメージがありますが、屋外でも書くシーンは多く、雨に濡れた屋外作業などで「濡れた紙に書けない」、硬い地面に落として「軸が割れることがある」という不満がありました(※3)。
さらに、配達需要に伴う配達員の増加やアウトドア需要の高まりもあり、屋外でペンを携帯し書く機会が増えていることが予想されます。
『ウェットニー』は現場ならではの潜在的な不満を解決した商品です。プロユース向けのこの商品は趣味のアウトドアにも活躍し新しい筆記シーンを創造します。
『ウェットニー』仕様
- 価格:¥660(税抜価格¥600)
- ボール径:0.7mm
- インク色:黒 油性インク・耐水性
- 軸色:ガンメタリック/オレンジ/ブルー 全3種
- 替芯:K-0.7mm
ウェットニーの特長
加圧機構(※1)を採用し水に濡れた紙やペン先を上向きにした筆記ができます。
ボディはステンレス製でミルスペック(※2)に準拠した頑丈な仕様のためハードな使用環境に耐えます。
ペン上部には紐などが取り付け可能な通し穴があり持ち運びにも便利な仕様です。
(※1)加圧機構について
ノックすると中芯内部のインクに圧縮空気が送り込まれ、その圧縮空気がインクを押し出すことにより、筆記が可能となります。従来の非加圧式に比べインクを押し出す力が強いため、ペン先から水や空気の侵入を防ぐことができ、水濡れ面や上向き筆記が可能となります。なお、ノックを解除すると圧力も解除されます。
濡れた紙への筆記比較(コピー用紙、20秒浸水)
加圧式のウェットニーは安定して筆記できますが、非加圧式はペン先から水が浸入し徐々に書けなくなります。
※水分量により効果は異なります。
(※2) ミルスペックについて
ミルスペックは、一般的にアメリカ軍が必要とする様々な物資の調達に使われる規格を総称した表現です。『ウェットニー』はミルスペックのMIL-STD 810G-516.6(新516.7)に準拠した落下試験をクリアしています。
この基準は、高さ約1.22mの高さからラワン合板の床に向けて、26方向の角度から対象物を落下させて、正常に動作することを示すものです。ミルスペックは耐久性の目安ですので、完全に安全性を保証するものではありません。
(※3) 屋外での筆記具需要について
(2018.9実施 n=400 単位:%、ゼブラ調べ)
アンケートの結果、建築や運送、警備などの職種では50%以上の人が屋外作業が多く、屋外作業者の筆記具への不満の約40%が雨に濡れた屋外作業などで「濡れた面に書けないこと」でした。さらに、屋外作業はコンクリートやアスファルトといった硬い地面にペンが落下する可能性があり、ペン自体の頑丈さも必要であることがわかりました。『ウェットニー』は屋内外問わず、すぐに筆記することができる頼りになるボールペンです。
商品ネーミング秘話
ゼブラの中でも機能性商品の開発に定評のある2人が再びタッグを組んだ。加圧機構の技術は以前から研究が進められており、商品化の際にどのようにお客様へ商品の魅力を伝えるか納得のいくまで商品名の検討が行われた。「加圧しながらボールペンのインクを出す」という機能よりも「濡れた紙にも書ける、ペン先が上向きでも書ける」という効果をより多くのお客様に伝えるためには・・・
「そうだ、ウェットに良い、"ウェットニー"だ!」
くしくもゼブラには過去に「ジムニー」というボールペンのヒット商品があった(1994-2007年販売)。名前の由来はもちろん「事務に良い」から。この名前以外にゼブラらしさを出せる商品名はないということで「ウェットニー」に商品名が決定した。
上記リンク先でガンメタリック/オレンジ/ブルー選べます
ガンメタが無骨で良い
丈夫で濡れた紙や上向きでも書ける加圧式油性ボールペンである「ウェットニー」はモロに現場向けな仕様でタフに使われることを想定したペン。外観的に3色ある中でガンメタリックがノック部分とグリップがグレーで無骨さが逆にシンプルでカッコよくて欲しい。
加圧式という機構で言うと、替芯がジムノックにも使われているK-07と普通の油性ボールペンの替芯を軸によって加圧するタイプとなっているので、実はぺんてるの油性顔料な替芯のみまだ売ってるローリーが入るタイプと一緒なのでこのペンにローリーの替芯を入れるってのをチャレンジしてみたい。
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