以前も紹介したブラジルのミュージシャンである大好きアントニオ・ロウレイロの2021年1月22日リリースの新曲「SAUDADE」をご紹介。
リズムが完全にゆったりなテンポのサンバで野太くうねるベースラインに上モノの歌声やシンセ等の高音系がスーッと溶け合っててとってもツボな音。
今回のサンバだったりボッサなんかのブラジルらしさやジャズやフュージョンだったりの定番的な雰囲気を感じさせつつもアントニオ・ロウレイロの音だ!とたらしめているのがベースライン。ひとつひとつが粒だった弾ける感じの太い音でうねるような複雑なフレーズをとても綺麗に楽曲に落とし込んでいるのを聴くたびにいつも耳がベースラインを追いかけてしまっている。
一人で全部カッコよく出来てしまうのも好き
アントニオ・ロウレイロは歌からあらゆる楽器を基本的に全てこなせるマルチなミュージシャンなのだけれど、ソングライティング含めてとにかくセンス良すぎというか最初に聴いて実際にライヴ観て自分がミュージシャンでもないのに「この人には敵わないわ~」って感服してしまってよりに好きになったここしばらくで一番好きなアーティスト。
で、様々な動画が存在するYouTubeで一番観てるのが「Luz da Terra」って楽曲の2011年のMV。全部自分で演奏して歌ってる映像が淡々と流れるんだが、この演奏の立ち振舞が柔らかくて素晴らしいんである。この曲は以前であればCD、今ならサブスクで聴くよりもこの映像を観ながら聴きたいと思ってしまう。この曲もベースラインが複雑でカッコよくうねっている。
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リモートセッションから生まれた疾走感たっぷりな楽曲「Antonio Loureiro Obed Calvaire - Back and Forth」
大好きなブラジルのミュージシャンであるアントニオ・ロウレイロとジャズドラマーであるオベッド・カルヴェールの共作による楽曲「Back and Forth」。2020年8月21日リリースでサブスク系に登場 ...
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