このブログでも何度か紹介しているLAのキーボード奏者Jacob Mannがリーダーを務めるビッグバンドであるJacob Mann Big Bandの3枚目となる2022年4月1日リリースの「Greatest Hits Volume 3」を。
2つのバンドが交互に
今作、収録トラックの奇数曲(1,3,5,7)と偶数曲(2,4,6,8)でビッグバンドのメンバーが違っていて実質2つのビッグバンドで演奏されている。
奇数曲はわりとオーソドックスなビッグバンドジャズっぽく、偶数曲はドラムがルイス・コールなのもあってリズムが複雑でアグレッシブなとても面白い打ち込み感もあるポップなサウンド。
最初から聴くと、それが交互に出現するのが楽しいわ面白いわで全体でよくまとまったアルバムになっている。
ゴージャズでクリアな音がイイ
Jacob Mann Big Bandのすべての作品に言えることだが、音がクリアで幾つも重なるホーンの重厚感が素晴らしく、リバーブ系の残響音の感じがまたとても心地良い。
すべての楽曲はJacob Mannのオリジナルで、DTM的なとても細かい譜割りをビッグバンドで再現しているのがホントにスゲー才能だなとも思う。
Jacob Mannをはじめバンドのメンバーの対応力もさすがといったところ。
前から言っているが、このバンドの演奏はぜひライヴで実際に観たい。
ひとつだけ注文があるとするとジャケは落書き的なやつではなく、もっと、きっりちデザインされたカッコいい方がいいと思う。
Greatest Hits Volume 1
Greatest Hits Volume 2
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