ブラジルはミナスのベロ・オリゾンテを拠点に活動する音楽家で指揮者や音楽監督なども務めるギリェルメ・ペルーチが芸術監督として監修した2024年8月2日リリースのアルバム「São Paulo Instrumental」をご紹介。
本作はDJを含む13人のアーティストによるスタジオでの2日間計300分に及ぶ即興演奏のレコーディングを元に、その演奏を素材として編集や追加で音を足したりして出来上がった作品。
7曲約29分と素材からするとかなり贅沢に厳選された楽曲はアヴァンギャルドなジャズといった雰囲気でとてもカッコいい。
M1「Espada de São Jorge」やM2「Queijo Lanche」はビッグバンドでブラジリアンなジャズのテイストがありつつ、ラストM7「Desvairismo」になるとアンビエントな打ち込みって感じの楽曲になってて、アルバムの楽曲が進むにつれエディット感が増しているのも面白い。
人の生演奏な人力感と打ち込みやサンプリング等の人工的な感じが混ざっているサウンドは現在もとても興味深くあり大好き。