韓国最大手の文具メーカーであり、安価で一般的な定番の油性ボールペン「monami 153」のボール径0.7mmと1.0mmを購入したのでご紹介。
見かけたことある人は多そう
このペン、韓国の映画やドラマにも普通に登場してたりするので、それ系好きな人であれば劇中で見かけたことがあるかも知れない。
そういう自分はその辺りをほとんど観てなかったりするので、monamiを知ったのは韓国のイラストの描き方みたいなYouTubeやってる人の動画を偶然見かけたのが最初かな。
ともかく、韓国では当たり前にどこでもあるボールペン。
形状的に日本にもほぼ同じものがあった
このシンプルな形状、三菱鉛筆の数年前まで売られてた現在廃番な「証券用ボールペン」によく似ている。
昔のノック式な油性ボールペンというのは、わりとこんな感じの形状をしていたという訳ではないが、細身でノック式を実現しようとなるとノックバックが無かった頃はこういう戻るボタンが軸に付いてる似たような感じになるのかも。
ちなみに証券用ボールペンは1973年発売、monami153は1963年発売とmonamiの方が歴史的に古いペン。
ペン先
ノックしてペン先のチップを出すとこんな感じ。
細いプラスチックな軸から金属のチップが飛び出してる感じが、最近の三角形っぽいもう少し丸みのあるコーンから出てるのと比べると最初違和感もあったけれど、元々の軸が細いのでこんなもんだし、なによりも筆記面の視界がとても良い。
リフィルのブレも全然無いので安定した筆記が可能。
ノック部分
後端のノック部分。ペンを出してる時(黄色い1.0mm)と収納時(白い0.7mm)の比較。
証券用ボールペンや現在も売られてるBoxy等、三菱鉛筆のこのタイプは軸にボタン1つだけあるのに対して、monami153は2箇所穴が空いていて、戻る用ボタンとペン先が出てる時に引っかかって止まる仕組みのツメみたいな部品がセットである。
ある意味とても原始的な仕組みが軸からはみ出してるのは日本のメーカーならやらないんだなって思ったけれど、こうして機構が見えるのはメカ好きとしては楽しい。
書いてみると
書いてみると、一般的な昔ながらの油性ボールペンという筆跡。
0.7mmはスラスラと、1.0mmはヌラヌラとこれまた油性ボールペンらしい書き味が楽しめる。
最近の低粘度なタイプではないので、書き出し時にスレが出たり、筆記中にもダマになったりもあるけれど、書いてるとそれも味な歴史あるペンだわーという感想に。
Bicオレンジとかの歴史あるペンはこんな感じで欠点みたいなものもあるけれど、現在でも十分滑らかに書ける、油性ボールペン好きならぜひ試してみて欲しいペンかな。
monami153の上位モデルには金属軸でリフィルもパーカーG2タイプなヌラヌラ心地良い書き味なのがあるみたいなので、そちらもいずれ購入してみましょう。
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