デンマークのギタリストであるヤコブ・ブロによるノルウェーのトランペッター、アルヴェ・ヘンリクセンとスペインのドラマー、ホルヘ・ロッシを迎えたトリオ作品な2021年2月12日リリースの「Uma Elmo」をご紹介。レーベルはECM。
ギター、トランペット、ドラムという楽器の組み合わせから単なるトリオな作品ではないってのを感じ取ることが出来るけれど、聴けばとても暗く洞窟の中で演奏されているかのような幻想的な響きにまばらに鳴っている各楽器の音に何とも言えず聴き込んでしまう。
好きなのはM5の「Housework」かな。11分越えの一番長い楽曲でとても盛り上がる部分やほぼ無音な部分があったりと暗くて不安定なアンビエントといった感じが逆にグッと来る。
トレーラー動画がカッコいい
リリースを知らせるトレーラー動画がYouTubeにあって、これがモノクロで雰囲気が抜群に良いので観てみて欲しい。
3人ともECMではお馴染みのプレーヤーであり、それぞれの特徴がよく出ているとも言える作品に仕上がっているのだけれど、今作が初共演とのこと。個人的にはギタリストのヤコブ・ブロが大好きでその流れで今作も紹介したというのもある。
彼の過去の作品だとジャケも音もカッコいい「Gefion」が好きで特によく聴いた。