英国のコンシューマー・テクノロジー・ブランドNothingから、ブランド初のスマートフォンであり、将来に繋がりオープンな同社の製品エコシステムへの入り口となる「Phone (1)」を発表し、日本でも2022年8月より発売されるということでご紹介。
製品特長
Glyph Interface
Glyph Interfaceは、スクリーンタイムを最小限に抑えるための新しいコミュニケーションツールです。900個のLEDで構成されたユニークな光のパターンは、着信先やアプリの通知、充電状況などを知らせます。着信音に個別の連絡先をペアリングするだけで、それぞれユニークなGlyphパターンで設定ができるため、本当に重要な通知を見逃すことはありません。
Flip to Glyph機能は、背面のGlyph Interfaceを上にしてNothing Phone (1)を置くと、通知音がオフになり、照明だけで通知されるようになる機能です。
洗練されたNothing OS
Nothing OSは、Androidのベストだけを提供します。ブロートウェアは無く、純粋にスピーディーでスムーズなユーザーエクスペリエンスを提供します。ハードウェアとソフトウェアは、ウィジェット、フォント、サウンド、壁紙など、すべて自社でデザインされ、統一されたビジュアル言語を使用しています。
Nothing Ecosystemは、あなたのお気に入りのテクノロジーがすべて集まる場所です。もう、別々のアプリを使う必要はありません。Teslaをはじめとするサードパーティ製品も、Phone (1)のクイック設定でNothing製品と同じように簡単にコントロールできるようになります。ドアのロック解除、エアコンの操作、走行距離の確認など、さまざまな操作が可能です。その他のサードパーティブランドの統合は、近日中に発表の予定です。
スマートソフトウェアが、お気に入りのアプリケーションを学習し、バッテリーの使用状況を調整します。最もよく使うアプリは超高速でロードし、使用頻度の低いアプリはバッテリーを節約するためにフリーズされます。
NFT Gallery(ウィジェット)で、NFT コレクションを表示すると、Nothing Phone (1) のホーム画面から直接フロアプライスを追跡できます。
先進のデュアルカメラ
「カメラが多ければ写真や動画の画質が良くなるという考えから、そろそろ解き放たれるべきだ」。
Nothing Phone (1)のデュアルカメラは、2つの先進的な50MPセンサーを搭載し、メインカメラにはフラッグシップモデルのSony IMX766が採用されています。
広いƒ/1.8開口部、デュアルイメージスタビライゼーションと10ビットカラービデオは、非常に安定し、忠実度が高く、鮮やかに詳細なコンテンツを撮影するために必要なすべてを提供します。ナイトモードやシーン検出などのインテリジェントな機能は、すべてのフレームに完璧な設定を調整し、あなたに代わって作業します。
さらに、Glyph Interfaceをフル輝度に設定することで、近接した被写体を優しく照らします。フラッシュを使わないポータブルなリングライトです。
美しいディスプレイ
10億色の色彩。6.55型有機ELディスプレイとHDR10+で、あらゆる色相を力強く忠実に再現します。豊かな色彩と深いコントラストは、それぞれのシーンに合わせて調整。リフレッシュレートは120Hzで、驚くほどの応答性を実現し、電力効率にも優れています。
パワフルなパフォーマンス
パワフルで信頼性の高いQualcomm® Snapdragon™ 778G+チップセットを採用することで、Nothing Phone (1)の驚くべきスピードを実現。
ワイヤレス充電とリバースチャージは、Nothingのためにカスタムメイドされています。驚異的なグラフィックスと高度なカメラ機能は、すべてが5Gでさらに加速されています。Game Modeでは、サウンドとグラフィックを正確にマッチングし、通知を最小限に抑えることで、ゲームをより魅力的に、そして没入感を高めることでさらにゲームをお楽しみいただけます。
高速充電とワイヤレス充電。1回の充電で18時間、スタンバイで2日間使用できます。わずか30分で50%まで充電ができます。5WのリバースチャージでNothing ear (1)などのアクセサリーに電力を供給します。逆充電時は、充電コイルGlyphが点灯します。
発売時期・価格
Nothing Phone (1)は、ホワイトとブラックの2色展開で、8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+256GB(晩夏発売)の3モデルから選べます。
Nothing Phone (1)は、英国、ヨーロッパを含む40以上の国と地域で主にnothing.techと一部のキャリアショップで7月21日(木)からオープン販売します。
日本での発売は8月。いよいよ日本に上陸します。8GB+256GBのモデルで価格は69,800円(税込)です。(※2022年7月13日時点)その他の価格や詳細な発売日、販売方法は後日発表します。
製品仕様
製品名 | Nothing Phone (1) |
OS | Android 12 |
ディスプレイ | 6.55インチ液晶 解像度1080×2400ドット |
プロセッサ | Qualcomm製「Snapdragon 778G Plus」 ・CPUコア:Kryo 670(最大2.5Hz) ・GPUコア:Adreno 642L |
メモリ&ストレージ | 8GB+128GB 8GB+256GB 12GB+256GB |
アウトカメラ | 2眼式 標準:約5000万画素,F値F1.88,光学手ブレ補正対応 広角:約5000万画素,F値F2.2,最短撮影距離4cm |
インカメラ | 約1600万画素,F2.45 |
対応周波数 | 5G:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n77/n78 LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/32/34/39/40/41/66 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 (IEEE 802.11ax) |
Bluetooth | ヴァージョン5.2 |
バッテリー | 4500mAh |
ポート | USB Type-C |
サイズ | 75.8(W) ×159.2(D) ×8.3(H) mm |
重量 | 約193.5g |
カラー | ホワイト、ブラック |
形状的にはiPhoneそっくり
背面の900個のLEDがシーンや状況に合わせて色々と光ってくれるというAndroid端末な「Nothing Phone (1)」。
LEDの配置とか光り方ばかりに目が行くけれど、形状的にはiPhone12や13シリーズとそっくりでスクエアなカタチをしているので、仮にiPhoneからの乗り換えってことを考えると持った感じ的に一番違和感の無いスマホかも知れない。
基本的にはAndroidが動くスマホなので、背面ピカピカ以外で他社とそこまでの違いがあるかといえば無さそうだけれど、懸念点があるとすれば、Androidを独自のNothing OSというチューニングがされているので、OSのアップデートの対応が遅くなったり、無くなったりする可能性があるという部分かな。
真っ当なAndroid端末が使いたいならやはりGoogleのピクセルシリーズが無難というか長く使えるし、この「Nothing Phone (1)」を選ぶならピカピカ背面と独自のNothing OSがかなり便利で使いやすいって場合になるな。なので発売日にゲットは避けた方が良さそう。