ドイツのピアニストでコンポーザーのニルス・フラームの新曲「All Armed」。
ジャケに小さな文字で「Encores 3」とあるのだけれどこの曲、「Encores」って3部作あるシリーズの3つ目ってことでその中の1曲。
エフェクトの洪水
この「All Armed」、のっけからディレイかかりまくりのダブなスタートでゆったりと重たいアンビエントに襲われながらビートが徐々に速くなりつついろんな音が溢れ出てくる怒涛の11分39秒。
とはいえ、ニルス・フラームらしいミニマムな展開で同時に鳴っている音は多くない。
「Encores」3部作なら1が好き
「Encores」シリーズは「Encores 1」がアコースティック、「Encores 2」がアンビエント、「Encores 3」がより濃いアンビエント&ダブな感じで構成されているのだけれど、ニルス・フラームのピアノが美しく響く「Encores 1」が聴いてて安心できるというのも変だけどシンプルで好き。
もともとアナログでの限定販売
このシリーズ、元々は2018年のアルバム「All Melody」に付随するカタチで実験的にレコーディングされたものをタイプ別に3部作にしてアナログ盤のみでリリースということになっていたようであるが、まあ今の時代なので普通に配信されております。
「Encores 3」は2019年9月リリースで、今回の「All Armed」はその中からの先行配信。
3部作まとめた「All Encores」も出るが
2019年10月にはこの3部作をまとめたCD「All Encores」もリリース予定にはなっているが、配信であればまとめて聴きたいと思えばプレイリスト作ってそこにまとめてしまえばアルバムのように聴くこと出来るけれどもね。
アナログやCDは今やコレクターズアイテムなので、欲しい方は是非ゲットを!単に聴きたい方はサブスクで聴くのでオッケー。