ドイツはベルリンを拠点に活動するビートメーカーであるFloFilzの本日2022年4月8日リリースのアルバム「Close Distance」をご紹介。
端的に言うと、洒落ててカッコいいジャズ・ヒップホップ。
重たいバスドラとベースラインにサクッと乾いたスネアが心地良く響く、これぞヒップホップなビート。なかでも、スタートのM1「Hidden Portal」の甲高いスネアがとてもツボで、続くM2「Early Waves」の定番的なスネアの音と比較して聴くのも楽しい。
全16トラックの半分近くの7曲にゲストミュージシャンが参加していて、とても幅広いサウンドが楽しめるのも魅力。
ロンドンのシンガーソングライターJerome ThomasとのM3「Sensitive」、ロンドンの新世代ビートメイキング・デュオBlue Lab BeatsとのM5「Skybox」、サウス・ロンドンの兄弟ヒップホップ・デュオSummers SonsとブリストルのC.TappinとのM8「Dust On The Curb」といったUKの注目アーティストが参加していたり。
他にも、Dal、Hunter Rose、Alfa Mistという面々も。
ゲスト参加曲で好きなのはこちらもロンドンのR&BシンガーKeepVibesNearとのM15「Half Nine」。この、KeepVibesNearというアーティストはこのアルバムで初めて知ったけれど、ちょいと気だるい感じで歌ってるのがなんともカッコいい。
初期作品はローファイな感じでこちらも好き
ここ最近のFloFilz作品は今作のようにハイファイな感じのクリアで洗練されたサウンドなのに対して、初期はビートメーカーらしいLo-fi Hip-hopで、その頃の作品も好き。
特に最初期のドイツのプロデューサーのPawkutとのダブルコラボなFLOFILZ X PAWCUT名義のアルバム「DUPLEX」がジャケを含めてカッコいいので聴いてみて下さいな。