以前1stアルバムを紹介している、シカゴのジャズシーンで活躍するトランペッター、ウィル・ミラーのバンドであるResavoir(レザヴォア)の2024年12月17日配信開始のシングル「Love Theme from Spartacus」をご紹介。
名曲でカヴァーの定番
曲名の通りのスタンリー・キューブリック監督作な1960年のアメリカ映画「スパルタカス」のサウンドトラック「Spartacus Love Theme」のカヴァーで、これまでも数多くのアーティストによって演奏されているカヴァーの定番とも言える名曲。作曲はアレックス・ノース。
以前から色んなアーティストの演奏をよく聴いてる楽曲のカヴァーってことで初めて耳にした時にも耳馴染みが良くすんなりと入ってきた。
原曲はオーケストラでのゴージャスな演奏ではあるが基本的にはジャズなサウンドでカヴァーされることが多く、今回のレザヴォアのヴァージョンではゆるくフワッとした心地良いジャズトロニカなとても好きな音。
メインの旋律を電子サックスであるエアロフォン&ウィンドシンセで吹かれているのもユルさを際立たせていたり、中盤から後半にかけてはその部分がフルートとキーボードになりよりアグレッシブな展開になっていくのもイイ感じ。
こういう展開をしているカヴァーは他に無いし「よく知ってる曲のカヴァーだなぁ」と思ってて良い意味で裏切られる感じがこれまた好き。
ジャケで色々と思う
あと、ジャケ。空バックに鳥が飛んでいるこのジャケットを見てヴォルフガング・ティルマンスの写真集「コンコルド」を思い出して久々に手にとって眺めてみたりした。
その後、冷静に考えるとchick coreaの「return to forever」のジャケの鳥の部分をアップにした感じの方が似てるかもとも思ったり。
ともかく、心地良く聴けるし演奏動画もあるのでぜひ。
本家とよく聴いてたカヴァーいくつか
本家な映画のサントラ
Yusef Lateef
Bill Evans
Akiko
INO hidefumi
Resavoirのアルバム
2ndアルバム
1stアルバム
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今聴きたい音が詰まってるジャズトロニカ的なResavoir(レザヴォア)のアルバム
シカゴのジャズシーンで活躍するトランペッター、ウィル・ミラーのバンドであるResavoir(レザヴォア)の2019年の1stアルバム。 打ち込みによる複雑なビートにフワフワな上モノ、管楽器のジャズらし ...
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