ダラス出身でフィリピンを拠点に活動するネオソウル系なシンガーJune Marieezy(ジューン・マリージー)によるソロ・プロジェクトである((( O )))の2019年8月27日にリリースされたアルバム「((( 1 )))」をご紹介。
楽曲すべてを一人で制作
今作、作詞作曲はもちろん歌に演奏やプログラミング、ミックスやマスタリングを含めてすべてをジューン・マリージー1人の手で行っている。それだけではなく、MVの撮影や編集、SNSでの宣伝までもそのようである。
キラキラでフワフワなアンビエント
アルバム通してとてもゆったりしていて、基本的にはアンビエントなサウンドをしている。ヴィブラフォンやハープだったりエレピのキラキラ系楽器の音が多用されてたりするのがとてもツボであり、壮大に聴かせる感じはとても心地良い。
ビートと歌はRnB
もともとネオソウル系シンガーということで歌詞のある部分ではしっかりとシンガーとしての歌を聴かせてくれるし、そういう部分のビートはRnBのそれである。
打ち込みの要素はエレクトロニカ
ピコピコな打ち込みの随所に出てくるが、これまた大好きなエレクトロニカな要素を纏っている。
全て詰まった「Nature’s Joint」
ここまで説明してきたキラキラでフワフワなアンビエント、ビートと歌はRnB、ピコピコな打ち込みはエレクトロニカ、っていうのを1曲に凝縮したような楽曲がM3の「Nature’s Joint」。
語りから始まってゆったりキラキラなアンビエントからピコピコ打ち込みなエレクトロニカと続いて後半でRnBな歌とビートを聴かせてくれる。
2030年まで毎月1曲出すみたい
このアルバムタイトルは「((( 1 )))」と数字がはいっているが、今後の予定として毎月1曲作って毎年12曲のアルバムを制作し、それが2030年まで12枚のアルバムを制作することが予定されている模様。
アーティスト名の((( O )))の真ん中は数字の0ではなくてアルファベットのOなのだけれど、0から1ってイメージなのかも知れないし、それが12まで続くということなのかもね。
ともかく、今後も楽しみである。