現代ギタリストの皇帝とも呼ばれるカート・ローゼンウィンケルによるスタンダードなトリオ作品「Angels Around」が2020年4月15日リリースされたということでご紹介。
Thelonious MonkやPaul Chambers、Charles MingusにBill Evansといったジャズジャイアンツな面々の曲に加えて彼のオリジナルが2曲あり、スタンダードなトリオ作品とはいえ、そこはカート・ローゼンウィンケルのギターが独特の音色を弾いております。
個人的には今作のギターにはディレイが効きすぎててモワンモワンとした音が目立ってしまい、彼本来の超絶的なギターテクニックがもう一つとも聴こえてしまうのは残念ではあるけれど、ジャズのスタンダードをこういうアレンジでトリオで表現出来てしまうのはカート・ローゼンウィンケルならでは。
好きなのはSpotifyでは配信されていないCDに入ってるボーナス・トラックであるAntonio Carlos Jobimの「Passarim」。ライヴでのこの曲の映像を観たのだけれど、ギターもモワンモワンしてなくて、ボッサな雰囲気も垣間見られてとっても良い。
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