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ワクワクする音が詰まったレイモンド・スコットの貴重なジングル集「Jingle Workshop: Midcentury Musical Miniatures 1951-1965」

Raymond Scott - Jingle Workshop: Midcentury Musical Miniatures 1951-1965

ピアニストであり大衆音楽家だったりプロデューサーや電子音楽家など幅広い顔を持つレイモンド・スコットの1951年から1965年にかけてのCM音楽を集めたジングル集が2019年11月29日に発売され、2020年1月10日より配信開始されてるのでご紹介。

細野晴臣好きであればInterFMの毎週日曜日深夜のラジオ「Daisy Holiday!」の開始のBGMの人って言えば分かりやすい。ホントに心地良くワクワクする音を大量に生み出した人で普通のJazzなバンド時代から赤ん坊のための電子音楽など幅広く手掛けていて結構年代別で作品集は出ているものの、実際にはまだまだ未発表音源もありそうだし今後どこまで出てくるか分からないけれど、出てるのどれ聴いても懐かしさと楽しさの同居した嬉しい音をしている。

レイモンド・スコットに関して細かく説明出来るほど知っている訳ではなくともかく聴くのが楽しい!って感じで聴いてるのでちゃんとした今作の説明を以下に貼っておきます。

1908年ブルックリンに生まれ、1931年にジュリアード音楽院を卒業。1934年には25歳でCBSラジオ局のお抱えバンドTHE INSTRUMENTALISTSを結成し、のちにLOUIS ARMSTRONGによって演奏される"CHRISTMAS NIGHT IN HARLEM"をヒットさせ、1936年に自身のクインテットを結成。ハリウッド映画での演奏もいくつかこなし、1938年にはCBSラジオの音楽プロデューサーに着任。翌39年には音楽番組で毎週演奏を披露し、幅広い聴衆に訴えるミリオンセラー・アルバムも連発していた大衆音楽家、スウィングジャズ・バンド・マン、、、にして、のち60年代に産み落とした赤ちゃん向け電子音作品『SOOTHING SOUNDS FOR BABY』シリーズでのちの好事家に広く知られる希代の電子音作家。

PERREY-KINGSLEYやBRUCE HAACKらと並び立ち、TERRY RILEYからPHILIP GLASS、BRIAN ENOにKRAFTWERKにAPHEX TWINまでを繋いだモンド電子音楽の権威かつ象徴であり、50年代から自身の「研究室」で実験を繰り返し、CM音楽やカートゥーン・サントラなどポピュラー音楽のフィールドにいち早く電子音を取り入れた作曲家、ピアニストRAYMOND SCOTT。

そんな彼の広告仕事からジングルばかりを纏め上げたありそうでなかった企画盤が登場です。ジャズ・マン時代から徐々にラジオ局内でもコントロール・ルームでの仕事に没頭し始め、CMジングルの制作に打ち込みつつ、やがて電話や時計のアラームなどの日常音を電子音で表現することを試みながら自作電子楽器の開発に至るまさにその時期。

GOLD MEDALの小麦粉、TAREYTONのシガレット、RCA VICTORのテレビ、SCOTTのファミリー・ナプキン、DUQUESNEのビール、洗濯石鹸FELS-NAPTHA、MASLAND社のカーペット、ESSOのガソリンスタンド、炭酸飲料スプライトにタバコのラッキーストライク、VICKSの薬用咳止めドロップス、プリン・ブランドMY-T-FINE、フォード・ギャラクシー、HERSHEYのFIFTH AVENUEチョコ・バー、リステリン、ファストフード・チェーンKRYSTALのハンバーガー、幼児向けペットのおもちゃLADY GAYLORD、P&Gの家庭用パーマ・キットLILT HOME PERMANENT、アイスクリーム屋RUSSELL'S ICE CREAM、インスタント・コーヒーAUTOCRAT、ハンド・ローションTRUSHAY、腕時計BULOVA ACCUTRON、REVLONのヘア・スプレーなどなどなど、

インストルメンタルからヴォーカル楽曲、未発表のエレクトロニック・ワークスまで、もしもザッパがコマーシャル音楽を手掛けたら、、なんて妄想もこれを聴けばほぼ解決。広告をアートにまで高めたキュートでキッチュでマジカルなアイデアが零れ落ちる実験とポップの狭間が詰まりに詰まった史上初のコレクションです。

ぜひ聴いてみて下さいな。

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