楽曲で演奏される全ての楽器を操るミュージシャンなKit Martinと、イスタンブール出身のシンガーでアーティストのMerve Erdemからなるロンドンとパリを拠点に活動する男女デュオKit Sebastianの2020年11月27日に配信と7インチのヴァイナルでリリースされた2ndアルバムからの先行カットな2曲のシングル「Ennui / Abandoned」をご紹介。
とにかくイイ感じに不思議なサウンドで様々な地域だったりジャンルの音が混ざり合っている感じで引き込まれる。それにプラスしてMerve Erdemの歌声が美しい。イスタンブール出身ということもあって英語にフランス語、トルコ語を交えた歌詞は言葉としてというよりも音としてこちらも不思議感が出ていて魅惑的。
1曲目の「Ennui」はLiveな動画もあるのでこちらもチェックしてみて欲しい。Liveとはいえ演奏&歌を淡々とやってるだけみたいな感じだけれど、これが良い。
タイトルにも書いたステレオラブ感っていうのは以前から言われているのだけれど、聴いてると確かにそう感じるところがありつつも、Merve Erdemのイスタンブール出身の影響が強く感じられるというかアジアとヨーロッパの中継点のようなトルコの立地にも似たオリエンタルなテイストがメロディにも現れてて、そこにプラスしてヨーロッパ的というか欧米なサウンドもミックスされていて、そのバランスがまた絶妙なのでクセになる耳心地だったりする。
2ndアルバムのリリースが待ち遠しい。1stアルバムもイイので聴いてみて。