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初期キリンジを連想してしまった優しいポップス「Bruno Pernadas - Private Reasons」

Bruno Pernadas - Private Reasons

ポルトガルはリスボンを拠点に活動するミュージシャン、奇才ブルーノ・ペルナーダスの本日2021年4月23日リリースの4枚目のアルバムとなる「Private Reasons」をご紹介。

楽曲ごとに多彩な顔を見せる

今作のテーマが「未来的なアフロビート」とのことで何となくそういうイメージで最初から聴いてみるとM1「Family Vows」は軽快で聴きやすいポップス。M2「Lafeta Uti」でテーマ的なアフロビートが飛び込んできて、ここから本格的にそういう感じになるのだなーって思ったらM3「Fuzzy Soul」でスローでアンビエントっぽくもあるエキゾチックサウンド。

先行配信されていたM4「Theme Vision」ではサイケな感じと、テーマはアフロとはいえ、聴いてみればこれまでの作品同様にロック、ポップス、ジャズ、クラシック、エレクトロニカ、エキゾチックにフューチャーサウンドetcとホントに様々な要素を上手く取り込みつつとっても聴きやすいポップスに仕上がっている。

その後も連作的なM5「Little Season I」M6「Little Season II」では声のハーモニーとストリングスがクラシカルな展開を見せ、M7「Recife」ではマーティン・デニーよろしくな心地良いエキゾチックサウンド、こちらも連作なM8「Jory I」M9「Jory II」は韓国語のポエトリーリーディングからのエレクトロニカなニューエイジに続いてアフロビートってな感じで何でもありな展開にもかかわらずとても聴きやすく統一感もある。

そして終盤のM10「Brio 81」M11「Loop Joy」M12「Step Out of the Light」あたりを聴いているとゆったりとAOR的でもあり、心地良いストリングスのアンサンブルが大好きな初期のキリンジを思い出してしまった。そういう意味でも好きな音が詰まった作品とも言える。

ラストM13「Far Beneath Your View」では静かに始まりシンセがうねっていたりするスペーシーな展開で終わりを告げる。音の旅っぽくもあり好きな要素もふんだんに現れる何度もリピートしたい作品。あ、ジャケも好き。

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