以前も紹介しているオレゴン州はポートランド出身のSSW、デイビット・オルレッドの2021年12月10日リリースのアルバム「Driving Through the Aftermath of a Storm on a Clear Day」をご紹介。
前回紹介した2019年の「Alone on Friendship Island」では基本としてフォーキーな歌とギターがあり、装飾的にクラシカルな味付けがなされているといった雰囲気だったのに対して、今作はインスト中心の完全に実験的なモダンクラシック作品。
ピアノ、弦楽器、金管楽器、テープ、声、シンセサイザー、ギター、パーカッションといった様々な楽器を駆使しながらクラシカルベースの幻想的でアンビエントな世界観が構築されていて、心地よい響きが耳にスーッと入り込んでくる。
イヤホンやヘッドホンで聴くと少ない音数ながら様々な楽器の音色が次から次へと飛び込んでくるのがよく分かって楽しい。
この作品を象徴するような静かでゆったりとした出だしから壮大なアンビエントへと続くM1の「Wave」と、フォーキーな弦楽器のメロディに重たいベース音が載っかってダブっぽくもあるM2の「New Gravity」、せめてこの最初の2曲だけでも聴いてみて欲しい。
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フォーキーでクラシカルな「David Allred - Alone on Friendship Island」
アメリカはポートランドのSSW、デイビット・オルレッドの2019年11月19日より配信開始されたアルバム「Alone on Friendship Island」をご紹介。 ジャケの鉛筆画が何ともイイ感 ...
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