2024/7/8
アルメニア人で旧ソ連時代にオペラや映画音楽で活躍した作曲家ミカエル・タリヴェルディエフの2020年9月9日に突如配信開始された曲である「Theme from To Love」をご紹介。名前はアルメニア語表記だとՄիքայել Թարիվերդիևとなりロシア語だとМикаэл Таривердиевとなる。 この曲はディキシーランド・ジャズっぽいギターのカッティングとミュートしたトランペットのサウンドが印象的なとても軽快な曲。曲のタイトルが「Theme from To Love」と映画音楽っぽいんだが何の ...
アフリカはモザンビークのシンガーでアーティストのレナ・バフレと、ブラジルはサンパウロのSSWダニーロ・モラエスによる2022年12月9日リリースのシングル「Fim do Inverno」をご紹介。 ダニーロ・モラエスが大学教授で詩人のパウロ・セザール・デ・カルヴァーリョと共に制作しタイトルの「Fim do Inverno」は日本語にすると冬の終わり。 シンプルなギターに2人の祈りにも似た優しい歌声のユニゾンがとても心地良く、中盤からの大地のビートとサンバを混ぜ合わせたようなリズムがなんとも心強くもある。 ...
UK出身のプロデューサーであるKlimeksの2019年10月10日に配信開始された4曲入りのシングル「Dimensions EP」をご紹介。 4曲ともビート的にはヒップホップなのだけれど上モノのシンセのサウンドの響きや広がり方はスケールの大きなアンビエントになっててゆったりと聴いているととても心地良い。 どの曲もいい意味でよく似ていて4曲で14分のアンビエントタイムはあっという間に過ぎていく。
Spotifyでオススメされたnaran ratanというグループの現状で唯一の作品となる2015年5月22日リリースのアルバム「Trees etc.」をご紹介。 アルバム全9曲中タイトル曲を除く8曲が2分以内と短く、鳥のさえずりや森の中のような環境音と電子音が静かに交差するとても心地の良いアンビエントなエレクトロニカ。 ラストのタイトル曲である「Trees etc.」だけ11分を超える大作になっててこれまた鬼のように静かなグルーヴを奏でている。 超絶に夜中が似合う作品。真っ暗な中でヘッドホンで大音量で聴 ...
シアトルを拠点に活動するインストロメンタルバンド、High Pulpの2022年4月15日リリースの2ndアルバムとなる「Pursuit of Ends」をご紹介。 よくジャズファンクだったりサイケやアヴァンギャルドなジャズバンドと呼ばれることが多いHigh Pulp。今作はジャズがベースになってはいるものの、浮遊感のあるシンセの残響音が全体的にまぶされていて、ザッと聴き終わった時に「ワクワクするエレクトロニカだな」ってのが素直な感想。 リズム隊がブレイクビーツのように正確に繰り返され、打ち込み感があるも ...