ダラス出身でブルックリンを拠点に活動するコンポーザー&プロデューサーでありキーボード奏者のコロンボの2022年6月29日リリースのアルバム「Gung Ho」をご紹介。
まずM1「Felicia」がムーディーで優しさに溢れたエキゾチカサウンド。1950~60年代当時の雰囲気を保ちつつもヴィンテージシンセが鳴り響いてたりして70年代っぽさも持ち合わせ、残響音的には現代の音になってて、なんとも不思議な感じもしつつとても心地良い。
M2「Lost Paraiso」はボッサなイージーリスニング展開でM3「Imperial Bikers MC」ではポップなジャズファンクと、最初の3曲ですでにヴァラエティーに富んでいる。
後半はエキゾチカ中心で楽曲の序盤では静かに始まり中盤が音の厚みを増したゴージャズなオーケストラ展開になってるものが続き、ラストM8「Evening Time」がピアノオンリーなとても静かな終わりにふさわしいナンバー。
2022年リリーズのエキゾチカ系ではベストな作品。