大好きで、これまで何度か紹介しているザ・シー・アンド・ケイクのメンバーでありシカゴ音響派の重鎮、サム・プレコップの2025年9月26日リリースのアルバム「Open Close」からの2曲目の先行配信となる、8月7日配信開始の「A Book」をご紹介。
今作も、2020年代前後から続くモジュラーシンセによるサウンドメイクが健在で、予測不可能な音階やメロディにリズムを組み合わせることによって生まれるポリリズム的な展開が、時にポップで、時にアンビエントな響きを持って表現されている。
予測不可能とはいえ、ここ数年のサウンドは似通っているとも言える部分が多々あるのも正直なところではある。
それでも、今回の先行配信な「A Book」は始まりがポップでキャッチーな印象を受け、中盤からアンビエント感が増す、何とも言えない心地良さがあって、モジュラーシンセメインな制作スタイルになってから一番好きかも。
もう1曲の先行配信な「Light Shadow」が現代音楽的というか、ちょいとライヒっぽくて、こっちも悪くない。
アルバム通しての流れも聴きたいので「Open Close」のリリースが楽しみ。
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