最近4ミリ方眼なノートを使う機会があって一番使うエナージェルの0.7mmなトラディオでは太すぎるし、0.5mmも持ってはいるがちょっと変化を付けたいということで久々にエナージェルユーロのニードルチップな0.5mmのブルーを購入してみたのでご紹介。
リフィル交換式ではない
エナージェルシリーズの中で唯一、軸とペン先とインキが固定されて直液式のような作りになっているエナージェルユーロ。そのためリフィル交換が出来ない使い切りタイプのペンになる。
実際には直液式ではなくてリフィルが固定されているだけなのであるが、これが同じエナージェルシリーズの中でも書き味を別物にしている所以である。
ペン先に遊びがない
エナージェルにはノック式や回転送り出し式、ユーロと同じキャップ式とヴァリエーションはあるけれど、基本的にリフィル交換が可能なのでどうしてもペン先の軸のコーン部分とリフィルの間に隙間的な空間がわずかにあるので書く際に遊びがある。
一方エナージェルユーロは完全に固定されているので、遊びがゼロ。
これが書き味を大きく左右する。好みの問題なのでどちらが良い悪いということはないけれど、個人的には遊びが全く無いユーロの方がインクフローが鬼のようにドバドバで滑らかで書きやすいと感じている。
ペン先比較
左からトラディオ、エックス、ユーロの順。すべて0.5mmブルーでニードルチップ。軸のコーンから出てる金属のペン先の長さが違っていて、ユーロが一番短く、エックスが長い。コーンの形状も違えばグリップの太さや材質も異なっている。
同じニードルチップの0.5mmなブルーのインキであるとはいえ、構造と形状が細かく違うのも見ていて楽しい。
書いてみると
書いたら差がハッキリ出る。トラディオとエックスはほぼ同じ線幅だがユーロは明らかに太いというかインクフローが良いってことが分かる。
エナージェルのニードルチップなタイプでは明らかにユーロが滑らか。エックスやトラディオももちろんスラスラ書けるが、ユーロは別格。
その代わり、滑らかさよりも細さを重視するのであれば、ユーロ以外のエナージェルシリーズの方が細く書けるので、そちらをオススメする。
0.7mm以上の砲弾チップについてはシリーズによって書き味も滑らかさやインクフローもそこまで変わらないので、太めなボール径であればどれでも形状のお好みで選んでオッケー。
ユーロでもう少し細く、という場合にはシリーズで唯一ユーロには0.35mmがあるのでそれを選ぶのもアリかも知れない。
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最強の就活ペンと言われていたが
スラスラ書けてインキも濃くハッキリしていて速乾性に優れているということでエナージェルはエントリーシートや履歴書の為の最強のペンって言われてたらしく、就活セットて3本セットで売ってたりもする。
もう、こういった類いの書類は手書きでやってる時代じゃないだろうとも思うが、0.35mmと0.5mmの黒と0.5mmの赤の3本セットというのは面白いし、エナージェルユーロ入門には良い組み合わせなのかも知れない。
ゲルインキ最強のペンである
何だかんだでで一番使用頻度の高いペンであるのは間違いないし、0.5mmのニードルチップの細くても滑らかな感じ、そして0.7mmのヌラヌラとクセになる書き味はゲルインキで最強である。
ユーロに限らずエナージェルシリーズは強くオススメ出来る。
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