小沢健二、13年ぶりとなるニューアルバム「So kakkoii 宇宙」が本日2019年11月13日リリースということでご紹介。
歌モノの軽快なポップス的アルバムとしては1994年の2ndアルバム「Life」以来と言ってもいい25年ぶりの弾けたオザケンがここにはある。
「Life」を鬼聴いていた世代にはとても刺さる作品であることは間違いない。とはいえ今作は懐メロ的に楽しむのではなくて今の音をしているというのもポイント。
先行シングルでもあったM1の「彗星」からラストM10の「薫る (労働と学業)」まで駆け抜けるように快適に聴けてしまう。
小沢健二サウンドはドラムを聴け
1stアルバムである「犬は吠えるがキャラバンは進む」の時からそうなのだけれど、オザケンの曲はドラムの音がとってもイイ。特にスネアとバスドラの音に耳が行くというかとてもカラダにというか心に響くんである。今作はバスドラは今の時代的にそれほど重たくはなくなっているものの、スネアは人力感もあってとても心地よく響いてくれている。
こんな聴き方してる人は少数なのだろうけれど、ちょいとヘッドホンで聴いてみて欲しい。
好きな曲は
M4「失敗がいっぱい」とM9「シナモン(都市と家庭)」。この2曲はポップなエレクトロといった感じで最近の自分の好みにとてもマッチしているという部分から。
毎度ではあるが、歌詞に関しては全く意味を探って聴いていないというか歌も音として捉えてしまうんで歌詞の言葉が良い!って類いのことはしばらく聴き続けてから考えるようになるのよね。
それでも好きなアルバムは別かも
「So kakkoii 宇宙」は聴いてて楽しくなる作品だし結構聴くとは思うけれど、オザケンの好きなアルバムをあげろ!って言われると2枚、「球体の奏でる音楽」と「Ecology Of Everyday Life 毎日の環境学」だね。
Jazzとインストなエレクトロ。この2枚はずっと聴き続けていきそうな作品であるから。そんなこの2作に限ってサブスクには無いんである。。。
ちなみに一番聴いたのはやっぱり「Life」。当時車の中では「Life」しか聴かないってのが1年以上続いてたし(笑)。