自分の音楽的な礎とも言うべき大好きでメチャメチャ聴いていたバンドであるニューエスト・モデルと盟友であったメスカリン・ドライブの過去11作品が本日2024年4月20日より各種サブスクで配信開始されたということでご紹介。
学生時代にリアルタイムで毎日通学時にウォークマンで聴き、家ではギター弾きながらずっと聴いてたニューエスト・モデル。ライヴもアーティスト別で考えると一番観に行ってるかな。
とにかく鬼のように影響を受けておりまして、ロックをはじめ様々なジャンルを蝕むように聴きまくるようになったのもこのバンドのおかげと言っても過言ではない。
メジャー3部作と言われる「SOUL SURVIVOR」「CROSSBREED PARK」「UNIVERSAL INVADER」はホント様々な音の要素が詰まってて、かつ、カッコいい。今でこそミクスチャーロックと言われているが、当時はまだそうは言われてなかったな。アホみたいに聴いていたので、今でも全部歌えるしリズムに乗れるしギターも多分弾ける。
インディー時代の作品やソウルフラワーユニオンの中期までと、ニューエスト以前のレモン・スクイーザーのカセット等、ほとんど持ってたりもする。
ただ聴いてただけでなく、手書きが印刷された会報誌もずっと購読してて、そこに好きな音だったり何に影響を受けたかみたいなのが細かく書かれていて、ネットの無かった時代だったからもあるけれど、そこに出てきた作品を買っては聴いてを繰り返し、関連するアーティストを探ったりしながら知らない音も好奇心旺盛に聴きたいって思える原体験が作られた。
ジャズの入りがフリージャズなのもニューエストのライヴの登場のSEがアルバート・アイラーの「Ghosts」だったり会報誌でコルトレーンを熱く語っていたからだし。
ともかく、現在も飽きることなく色んな新しかったり未知の音を探求するのが習慣づいているのはニューエスト・モデルを通って来たからに他ならない。
電子系のYMOと洋楽全般なニューエスト・モデル、この2つが特にデカいかな。現在も大好きな南米系はやっぱりジャズの流れで、スカやレゲエだけはスカタライツという元祖から入ってる。
久々に聴いてみるとやっぱり好きではあるけれど、ずっと聴くって感じではないのも事実。それでもたまに思い出したように聴きたくなった時にサブスクにあると気軽に聴けるのがイイ。
ちなみに、彼らの楽曲で今も全然ガンガン聴きたいものが2曲ほどあって、それらは3部作ではないのよね。それも不思議。
SOUL SURVIVOR
CROSSBREED PARK
UNIVERSAL INVADER
今でも何度も聴きたくなる2曲
秋の夜長
シングル「雑種天国」のカップリングだった「秋の夜長」。シンプルなロックでとても好き。
杉の木の宇宙
「カウンター・センサーシップ」というニューエスト末期にリリースされた半ベスト盤みたいなアルバムに収録されていたヴァン・モリソンの「Redwood Tree」のカヴァー曲。
これがトラッドな原曲に忠実でありつつ爽やかなロックで一番好きかも。
Redwood Tree
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Van Morrison - Saint Dominic's Preview
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