パイロットのサインペンであるプチの細字をご紹介。
とうとう廃番に
このプチというサインペン、1970年の発売から変わらぬデザインで50年以上に渡るロングセラー商品だったものの、この春頃にとうとう廃番に。
元々、今回の黒・青・赤ともう1色の緑で4色展開してたのが、緑は結構前にお先に廃番となってます。
現在のパイロットのサインペンのラインナップとしてはプチ後継なスーパープチがかなり昔からメインとなってて、カラーが黒・青・赤の3色、ペン先も太字・中字・細字の3種類と揃ってたり、消せるインキなフリクションカラーズが24色とカラフルにあるので、残念ながらお役御免と。
しばらく前からパイロットの公式サイトには載ってなくてカタログのみだったことから、そのうち廃番にはなるだろうなと思いつつも、2016年にはロングライフデザイン賞を受賞してたりもして、細々でいいから販売を継続して欲しいペンだった。
イエローリングのレトロ感が良い
キャップ先端のイエローリングとシルバーなクリップがインキ同色の軸やキャップとのコントラストも相まってレトロな雰囲気を増していて、サインペンとしての書き味云々の前にこの外観だから欲しいと思ってしまう。
後継のスーパープチは軸やキャップにクリップも同色で普通のサインペンといった外観なのに比べると、この50年以上前のデザインであるプチのレトロ感は今だからこそ新鮮に映るし、PRのやり方次第では人気にもなりそうな気もするけれど、イエローリングにシルバーなクリップとスーパープチよりも製造工程も複雑になるってことも廃番なことに関係しているのかも知れない。
ペン先
フェルトなペン先を金属パイプで支えるミリペン的な構造。とはいえ、この構造は同じくロングセラーで大定番なぺんてるのサインペンと同じで、昔ながらのサインペンのペン先の標準的な構造であると言える。
筆記時のグリップ部分となる辺りがしっかりと握ることの出来る太さになっているので、ぺんてるのサインペンよりも筆記感も良い。
書いてみると
細字なサインペンってことで、一般的にイメージするサインペンに比べるとかなり細くて、5mm方眼にも1マス1文字がギリギリ可能。
この細さだからこそレトロなプチの良さもあって、普通のボールペンの代わりにメインなペンとしてガンガンノートなんかにも使えるし、細かく書けるだけでなくインキの濃淡も出るので、同じ色で埋め尽くしてもイイ感じに筆跡にも味が出る。
廃番になったとはいえ、まだ在庫のあるところでは普通に売ってたりするので、欲しいなら今が最後のチャンスかも。
サインペン関連エントリ
-
赤より発色も良くカジュアルに使える「ぺんてる サインペン 桃色」
続きを見る
-
明るい青で楽しく書ける「ぺんてる サインペン 空色」
続きを見る
-
軸色のグレーがキレイで持ちやすくて書きやすいシヤチハタのサインペン「エルゴライン サインペン 1.0」
続きを見る
-
乾かないインクでキャップいらずなノック式サインペン、ゼブラの「ノックサイン」
続きを見る
-
油性マーカーだと思い込んでた書きやすさ抜群の水性顔料マーカー「uni PROCKEY」(ユニ・プロッキー)
続きを見る