エレコムから、2023年11月に発表したトラックボール「IST(イスト)」シリーズのハイグレードモデルである「IST PRO(イスト プロ)」を2025年1月中旬より発売するということでご紹介。
手首に負担がかかりづらい角度で使える、エルゴノミクスデザインを採用しています。
ボールを支える支持ユニットには、ミネベアミツミ社製の超精密で高性能なボールベアリングを搭載。摩擦による抵抗が減り、空中に浮いているような、なめらかな操球を実現しました。
IST PROの特長
全10ボタンを搭載し、圧倒的に快適な操作性を実現
①左、②右、③進む、④戻る、⑧ミドルボタンに加え、3つのファンクションボタン(⑤~⑦)と⑨~➉チルトホイールを備えた合計10ボタン仕様。
右ボタン横のファンクションボタン(⑦)を使用すれば、右手薬指での操作も可能です。左右のボタンには、静音スイッチを搭載し、クリック感と耐久性を損なわず、高い静音性を実現しています。
専用の設定ソフト「エレコム マウスアシスタント」を使用することで、それぞれのボタンによく使う機能を割り当てることができます。
多彩な操作を右手で完結することができ、トラックボール本体への設定保存機能(オンボードメモリ)を搭載しているため、接続デバイスを切り替えても機能の割り当て設定をし直す必要がありません。
最大レポートレート1,000Hzに対応し、ゲーミング用途にも耐えうる通信とトラッキング性能を実現
本製品では、当社独自のUSB無線通信技術「ELECOM Bridge G1000ワイヤレステクノロジー」を初搭載しました。
さらに、最大12,000DPIの解像度を持つゲーミングセンサー(PixArt PAW3316DB)とマウスの処理能力向上を可能にするハイグレードMCUにより、最大レポートレート1,000Hzに対応し、ゲーミング用途にも耐えうる通信とトラッキング性能を実現しています。
3タイプの接続方式であらゆるデバイスに対応
Bluetooth(R)無線、USB2.4GHz無線、USB有線での接続が可能です。WindowsやMac、ChromebookやiPad・iPhone、Android搭載端末など幅広いOSに対応します。
また、接続デバイスは最大6台まで登録することができ(※1)、接続先を切り替えることができるダイヤル(※2)をトラックボール表面に搭載しています。
追加でUSB2.4GHz無線接続によるデバイス登録をする場合、別売りのELECOM Bridge G1000 USB レシーバー(型番:M-GR10BK)の購入と「エレコム マウスアシスタント」での設定が必要です。
※1 Bluetooth接続:2台、USB2.4GHz無線接続:1台、USB有線接続:1台のほか、任意の接続方式で2台、合計6台まで接続デバイスを登録できます
※2 特許出願中
選べる充電源方式
USB有線接続、手軽に交換できる乾電池式、別売りのバッテリーパック使用の充電式と、電源は3つのパターンを自由に選んで使えます。
乾電池
バッテリーパック
※本製品にバッテリーパックは付属していません。別売のバッテリーパック(M-BP10)を合わせてご使用ください。
※市販のニッケル水素充電池は使用できません。
操作範囲と精度が高まる大型ボール
親指にフィットする直径36mmの大型ボールを採用。 一度の操作でポインターを広範囲かつ繊細に動かせます。
ボール着脱による容易なメンテナンス
裏面の穴から簡単にボールを取り外し・交換が可能で、ボールや内部の支持ユニットのメンテナンスがしやすい設計です。
交換ボール(M-B10SV)は別売です。
簡単に感度を切り替え
ポインターの速度をLow/Mid/Highの3段階から選択できます。
初期設定は500/1000/1500dpi。
「エレコム マウスアシスタント」から100~12,000dpiまで100dpi刻みで設定を変えられます。
静音スイッチ
左右押しボタンには、パナソニック株式会社が開発した静音スイッチを採用。クリック感と耐久性を損なわず、高い静音性を実現しました。
また、左右ボタン以外の各種ボタンにも静音スイッチを採用。会議中のパソコン操作や在宅勤務時の早朝・夜間の作業などでも周りを気にせず使用できます。
アクセスしやすい電源スイッチ
本体側面に電源スイッチがあり、本体を裏返さず、スムーズな電源のON/OFFが可能です。不使用時の電池の消耗を防止できます。
LEDインジケーター
電池交換時期と接続先等のステータスを表示するインジケーターを搭載しています。
また、BluetoothおよびUSB2.4GHz無線で接続した際は、パソコンからも電池残量を確認することが可能です。
レシーバー収納
レシーバーは本体への収納が可能なため、紛失しにくく、持ち運びに便利です。
商品概要
商品名 | トラックボール”IST PRO"(親指操作タイプ) |
価格 | オープン価格 24,980円(税込・店頭実勢価格) |
コネクター形状 | レシーバー:USB-Aプラグ トラックボール本体:USB Type-C(TM)ポート |
接続方式 | Bluetooth(R)無線、USB2.4GHz無線、USB有線 Bluetooth規格:Bluetooth 5.3 Class2 |
対応プロファイル | HOGP(HID Over GATT Profile) |
対応機種 | Bluetooth HOGPに対応したWindowsOS・Android・macOS・iOS・iPadOS・ ChromeOS 搭載機、USBポートを装備したWindowsOS・macOS・ ChromeOS 搭載機 |
対応OS | Windows 11/10、Android 14、macOS Sonoma 14、iOS 17、iPadOS 17、ChromeOS |
通信方式 | GFSK方式 |
電波周波数 | 2.4GHz帯 |
電波到達距離 | 最長約10m ※ご使用環境により異なる場合があります。 |
読取り方式 | IR LED |
センサー分解能 | 500/1000/1500DPI ※専用ソフト「エレコム マウスアシスタント」により100~12,000DPIの任意の値に設定が可能です。 |
ボタン数 | 10個 ※ホイールボタン、チルトホイール含む |
ホイール数 | 1個 |
ボール径 | 直径約36mm |
支持球種類 | ベアリング |
レシーバー収納 | ◯ |
電源 | 単3形アルカリ乾電池もしくは単3形マンガン乾電池 2本、USBバスパワー、リチウムイオン二次電池(充電式)(別売バッテリーパック:M-BP10) |
レポートレート | 最大1000Hz |
電池寿命 | 最長約18カ月(アルカリ乾電池使用時の目安) ※ご使用状況により異なる場合があります。 |
ケーブル長 | 約1.5m |
サイズ | 本体:幅約94mm×奥行約136mm×高さ約56mm レシーバー:幅約16mm×奥行約19mm×高さ約9mm |
重量 | 本体:約158g ※電池含まず レシーバー:約2g |
VCCI | Class B対応 |
カラー | ブラック |
保証期間 | 2年間 |
内容物 | トラックボール本体×1台、ELECOM Bridge G1000 USBレシーバー×1個、動作確認用単3形アルカリ乾電池×2本、取り外しツール×1個、有線接続用ケーブル[USB Type-C - USB-Aケーブル(約1.5m)]×1本 |
親指トラックボールの最高峰
エレコムのボールの支点にボールベアリングを搭載したトラックボール「IST PRO」。
これまでのISTシリーズよりも多ボタンになり、接続方式ごとに本体が別になってたのが3方式を1つでオッケーになって、センサーもゲーミング系で採用されるタイプで高性能になってたり、乾電池とバッテリーが選択可能と、親指操作なトラックボールの最高峰と言って良い高機能トラックボールに仕上がっている。
ただ、その分かなり価格も上がってて、これまでの高級トラックボールといえばなロジクールのMX ERGOよりも数千円高い。まあオープン価格なんで、そのうち下がってくるとは思うけれど。
Amazonでは発売前の予約段階で完売になってしまって現在品切れでページは存在するけれど検索しても出てこなくなっている。最初のプロじゃないISTが出た時も発売当初はずっと品薄状態が続いてたし、トラックボール界隈では人気のシリーズなのは間違いない。
ボールベアリングなトラックボールはホントヌルヌルと動いてクセになる感じで滑らかで、ちょっと欲しかったりもするけれど、親指操作は個人的に全然合わないので、これと同等な機能とボールベアリングを搭載した人差し指系フィンガー操作タイプも出して欲しい。そしたらマストで買うので。
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